ハワイ唯一の日本人男性ヨガインストラクターRioがヨガを通して伝えたいこと
ハワイへの移住
神戸に住んでいた頃、子供を保育園に預けようとした時に待機児童の問題に直面。非認可の保育園を調べたところ、高額な保育料がかかることがわかりました。子供には自分の経験してないことを体験してほしいという思いから、どうせ同じ保育料を払うならとインターナショナルスクールに通わせることにしました。奥様が過去に留学経験があり通訳などもしていたことから、海外移住を視野に入れ、その結果、日本人も受け入れられやすく、グローバルな環境という両方からハワイに移住を決め、2021年7月にハワイに移住しました。
ヨガを通じて伝えたいこと
通常、「ポーズありき」で「ポーズの完成=ゴール」を目指して行くのが一般的なヨガクラス。教科書には完成形の形が紹介されているが、そこに至るまでの過程が伝えられていません。最初はどこから動き始めるのか、そこに至るまでにどういうふうに繋いでいくのかの説明がなされていません。
「身体を動かすという観点についても、たとえば小指からなのか親指なのか?それをどう使うかによってもその後に続く身体の反応は違ってきます。ヨガを学ぶ時には「ポーズ」「キューイング」「教え方」「解剖学」「声の掛け方」など各々で分断された状態でヨガを学び、それらがぶつ切りになっている気がしています。ヨガを学ぶことは単なる「知識の詰め込み」ではなくて、私たちをより良くして行くために必要な知識と知恵であるはずです。既存の型や枠にとらわれず、自分の体感覚として感じて欲しいと思っています」(Rioさん)
生涯ずっと何かをやり続けていたい
「『目標を持つ』ということ自体も『自分で枠を設定する』ことになるので、逆に目標を持たない生き方をしてました。ポジティブに生涯ずっと何かをやり続ける人でいたいなと考えています。究極は「ヨガ」という言葉を一切使わないで、考え方や心持ちを変えて行きたいと思っています。たとえば『夢を叶えるゾウ』の本のように、「ヨガ」という言葉は出てないけど、ヨガの考えを伝えて行けるようになりたい。人生が豊かになる知恵を、多くの人に伝えるために面白く気軽な入口を作っていきたいと思っています」(Rioさん)
AUTHOR
寺岡早織
2003年からヨガを始め、その後ピラティスを始める。2010年BASIピラティスインストラクター資格(マット、マシン)を取得し、ピラティス指導を開始。結婚を機に2013年ハワイに移住し、その後もピラティス指導を続ける。2015年よりハワイでの日本人向けRYT200の解剖学講師を務める。2018年よりヨガ・ピラティスインストラクターに特化したプロフィール写真のカメラマンとしても活動を開始。趣味は絵を描くこと。 Instagram (ピラティスアカウント):@saori_pilates、Instagram(ハワイ写真アカウント):@saori_hi_photography
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