「私たちはみんな人間」アン・ハサウェイが実践する"厳格すぎない食スタイル"とは

 「私たちはみんな人間」アン・ハサウェイが実践する"厳格すぎない食スタイル"とは
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長坂陽子
長坂陽子
2022-03-23

Apple TV+でミニシリーズ「WeCrashed ~スタートアップ狂騒曲~」の配信が始まったアン・ハサウェイ。役作りのために食生活を変えたことを明らかにした。

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ローヴィーガン、だけど、厳格すぎず心に従って食べる独自のスタイル

このドラマはコワーキングスペース「WeWork」の創業者アダム・ニューマンの成功と没落を描いている。アンが演じるのはアダムの妻レベッカ・ニューマン。役に入り込むためレベッカのライフスタイルをそのままコピーしたとアンは語る。その1つが食生活。レベッカと同じローヴィーガンに食事を切り替えたという。ローヴィーガンとは、ローヴィーガンは生の野菜や果物のみを食べる菜食主義のこと。動物性のものを一切食べず、植物性のメニューも生、もしくは40度から48度以下で調理したものに限定して食すスタイル。

役のために始めたことだけれど、アンはこの食生活が気に入ってしまったという。撮影が終わって空も続けているそう。「今の私はローヴィーガンだと思う。これがそうだって思った。前にも(ヴィーガンには)トライしたことがある。定着はしなかったけれど、今はそうなんだと思う」と出演したトーク番組で語っている。

以前もアンはヴィーガンの食生活を続けていた。しかし撮影中、共演者のマット・デイモンらと食事に出かけたときにサーモンを食べてびっくり。久しぶりに動物性食材を食べたら視界がはっきりし脳がリブートするような感覚に襲われたという。それ以来、魚や鶏肉も食べるように。

今回ローヴィーガンというスタイルを気に入ったアンは、そのときの教訓を生かしているもよう。体が動物性の食べ物を欲したときにはそれに従っているという。夫のアダム・シュルマンが彼女のローヴィーガンライフを応援していることを明かしつつ、「ローヴィーガンを実践して3週間経ったとき、私が”どうしてもハンバーガーが食べたい”って言ったの。そうしたら夫はOKっていってくれた」。仕事でテキサスを訪れたときは現地の名物アンテロープ(ガゼルやインパラの類)の肉にトライしたそう。

アン曰く「私たちはみんな人間」。だから肉を食べること、食べたくなるのは悪いことではないけれど「環境のためにできるだけたくさん野菜を食べるべき」。肉を絶対に食べないと決めるのではなく、野菜をなるべく食べると決める。そんな”ゆるヴィーガン”なライフスタイルが地球のためにも自分達のために今必要なものなのかも。

アン・ハサウェイ
2002年、当時20歳のアン・ハサウェイ。前年の2001年に公開された映画『プリティ・プリンセス』が大ヒットし、ブレイクした。
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長坂陽子

長坂陽子

ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。



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