肉食の人でもできるサステナブルな選択「植物ミート」のすすめ
ビジタリアンやビーガンを選択している人はまだ日本では少数かもしれません。肉食が環境や健康に与える負荷については色々な研究で明らかになっています。しかし、昔(子供の頃)から肉を食べる家庭で育ってきた方にとって、いきなりベジタリアンやヴィーガンになるのは難しい選択です。そこで、おすすめなのが植物ミートを取り入れた食べ方です。
植物ミートって何?
植物ミートとは、植物性タンパク質を原料とする「代替肉」のこと。プラントベースミートとも呼ばれます。
肉食が環境や長い目で見た健康に与える負荷についてはかなりたくさんの研究が進んでいます。なるべくお肉の消費を減らす方が環境にも体にとっては良いのは分かっていても、簡単にやめられるものではありません。それまでお肉で補っていた栄養素が不足し体調を崩したり、お肉が大好きな人がお肉を我慢することってかなりストレスにもなります。
そこで注目を集めているのが植物性ミート。アメリカでは植物性肉を代替肉として扱っているメーカー「ビヨンド・ミート」が2019年5月にナスダック市場に上場し注目を集めました。大塚食品や日本ハムなど大手日系食品メーカーも植物ミートを販売するなど、日本でもその市場は拡大しつつあります。
植物ミートは肉食の人のための食材?
諸説ありますが、植物ミートは本来ベジタリアンやヴィーガンの人のタンパク質源として生まれたと言われています。
それが最近では植物ミートを作るメーカーによって目的が異なっているのが分かります。
植物ミートの種類は様々。大豆など植物由来のものをベースにしたものもあれば、牛や豚、鶏などの家畜から細胞の一部を取り出しバイオテクノロジーを駆使して肉の味や食感を人工的に再現した「培養肉」までさまざまな種類があります。
後述した培養肉の植物ミートの場合は、ベジタリアンやヴィーガンの人をターゲットにしたものではなく、肉食の人向けの食材であくまでも肉の消費を抑えることが目的ということが分かります。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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