密かなブーム?「昆虫食」が人気を集める理由

密かなブーム?「昆虫食」が人気を集める理由
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お肉に変わるタンパク質として長らく研究されてきた"昆虫食"。高タンパクで人にも優しくまた環境負荷も低いことから、現在ヘルスコンシャス(健康に意識の高い人たちのこと)の間でかなり注目されています。

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世界で人気の「昆虫食」

Clyde He
Photo by Clyde He on Unsplash

世界では約2000種類の昆虫が食用として消費されているということをご存知ですか?昆虫食と聞くと思わず顔をしかめてしまうという方もいるかも知れません。けれど今や「食用昆虫」は世界的に有名なファインダイニングのメニューにも登場するほどメジャーな食材の1つ。最近では欧米諸国では一般でも消費される機会が増えました。例えば、アメリカのシアトルマリナーズの試合では観戦メニューにバッタの素揚げが加わり、あまりに人気が出たため販売数に制限がかかったほど。また、ヨーロッパでは、ヘルスコンシャスな人の間では食用昆虫をパウダー状にしたプロテインが人気。それまでピープロテインを選んでいた人も、昆虫プロテインにシフトし始めている方も少なくないそうです。

昆虫食が注目されているのはなぜ?

Macau Photo Agency
Photo by Macau Photo Agency on Unsplash

環境に優しい

昆虫食が注目されるようになった理由の1つは、未来のタンパク源として期待されてるから。

家畜に比べて昆虫は飼料転換率が高く環境に優しいと研究が進められています。例えば、お肉1キロを生産するのに必要な飼料量は、牛肉が7キロ〜10キロ。それに対し、食用コオロギはたった約1.7キロ。

また、昆虫で二酸化炭素を生成するのはゴキブリやシロアリ、またコガネムシ科だけというのも昆虫食が注目されている証拠。全世界の温室効果ガス排出の18%が畜産業関連と言われ、中でも牛肉生産による排出量が最も多いとも言われています。

栄養価が高い

また、栄養価の高さも注目されている理由。

多くの昆虫はお肉に匹敵するほどのタンパク質を含むと言われています。例えば、牛肉100グラム当たりのタンパク質含有量は26グラムに対して、食用コオロギは25グラム、バッタは28グラムというから驚きです!

タンパク質以外にも、鉄やマグネシウム、カルシウム、亜鉛などのミネラル、多価不飽和脂肪酸、不溶性食物繊維などを含み、体にとっても優しい食材です。

未来を持続可能なものにするために

Rafaella Ferraro
Photo by Rafaella Ferraro on Unsplash

食材が豊かな日本では、昆虫が一般の食卓で目に触れることはほぼありませんが、それでもサステナブルという言葉が流行しはじめたことにより一部で食用昆虫が注目を集めるようになりました。

無印良品では「コオロギせんべい」が販売されています。徳島大学の研究をベースに量産された食用コオロギをパウダー状にしてせんべいに練りこまれたせんべい。エビのような香ばしい風味が特長でネット販売限定だったものがとても人気になり一部店舗でも取り扱うようになったのだとか。

メリットの多い昆虫食ではありますがアレルギーのリスクなどまだ研究課題もあるため、むやみやたらに昆虫食を手に取るのはリスクもあると言えます。ですが、今後数十年で地球の人口は90億に達すると言われてる中で、昆虫食のもつ可能性が広がっていることも事実。国連でも同じように「昆虫食」が私たちの暮らしを持続可能なものにしてくれると期待されています。昆虫食の可能性を知ることで、これまでの「当たり前」を見直すきっかけになれば幸いです。

ライター/桑子麻衣子

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインストラクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。

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