LIFESTYLE

世の中に変化を起こしたいならまずは自分を変化させる｜タイの農家が語る"真のオーガニックライフ"

桑子麻衣子 2022-03-28

——本物のオーガニックを見極めるためには消費者はどうすれば良いのでしょうか？

「オーガニック」と書かれてあっても、教育を受けていない多くの消費者はその用語から特定のものを連想してしまいます。

商品のラベルに目を通して下さい。そこに何が書かれているのかを確認することを強くおすすめします。すべての原材料を発音することができれば、それが何であるかを正確に知ることができます。

そして、一つ一つに疑問を持ってください。

「この成分は安全なの？」「オーガニックなのに何で良い香りがするの？」「どうやって作られているの？」「どこで作られているの？」「誰が作っているの？」と。

例えば、”香料”と書かれていたのであればその香料は、人工香料なのか、天然のエッセンシャルオイルなのか、その天然オイルはどこから来ているのか、オーガニックなのか。また、オーガニック認証のラベルが貼られている場合、すべての原材料がオーガニック認証を受けているのか、それとも一部の原材料だけなのか。

そして、できれば製造者とコミュニケーションをとってほしいです。それは、これらのものを作っている会社がどれだけ透明性があるかが重要だからです。農場訪問を許可しているか、生産者のことを伝えているか、その人たちの顔を出しているかなども重要ですね。

オーガニックとは資格で証明されるものではないと思っています。本物のオーガニックはわたしちのハートから生まれるんです。残念なことにハートを見せることはできませんが（笑）わたしたちは、パンデミックが起こる前はポップアップイベントや実際に一緒に製品を作るワークショップなどを通して「何がオーガニックなのか」と言葉で伝えるようにしていました。また、製造プロセスをYou Tubeチャンネルを通して紹介しています。