【専門家が回答】不安や不眠、痛みもに有効！新しいメンタルケア「CBDオイル」に関する6つの疑問

Q１：そもそもCBDオイルとは、どんなオイル？

「CBD（カンナビジオール）は、天然麻に含まれる100種類以上のカンナビノイドと呼ばれる化合物成分のひとつ。これを、植物油などと調合したものがCBDオイルです」

Q２：麻と聞くと大麻のイメージがありますが、成分としては安全なのでしょうか？

「CBDもマリファナも、原料は同じ天然麻ですが、それぞれ成分が異なります。マリファナは天然麻に含まれるカンナビノイドの中のTHC（テトラヒドロカンナビノール）が主成分で、陶酔感やハイになる作用がありますが、CBDには、そのような精神作用はなく、依存性などの心配もありません。また、CBDオイルを、ヘンプオイルやヘンプシードオイルを混同される方がいますが、これらは天然麻の種子（シード）のみを原料とするオイルで、その中にCBDは含まれません。ヘンプオイルやヘンプシードオイルは、食用油として料理に使われることが多いですね」

Q３：CBDオイルが今、世界中で注目を集めているのは、なぜですか？

「世界保健機関（WHO）が、天然由来のCBDは安全であり、医学的な有用性があることを認めたことや、世界の多くの国でマリファナの合法化が進んでいることなどから、世界中でCBDオイルが注目を集めるようになりました。2020年に、アメリカで実施された調査によると、アメリカ人の約33％がCBD製品を利用したというデータ（※）もあり、広く利用されていることがわかります。日本は、アメリカほどの認知はありませんが、近年ではWebや雑誌等のメディアで紹介される機会が増えたことで、健康意識の高い方を中心に浸透しつつあります」

※参照：CBD statistics 2021（https://www.singlecare.com/blog/news/cbd-statistics/）

Q４：CBDオイルには、どんな効果がありますか？

「海外でのレポートを参考にすると、CBDオイルには抗炎症作用や細胞機能の活性化、また神経系、免疫系、内分泌系を調整し、心身のバランスを保つエンド・カンナビノイド・システムの働きを高める作用があると報告されています。具体的には、頭痛や片頭痛、関節炎などの慢性的な痛み、ストレスによる緊張感や不安感、不眠症などの睡眠トラブルなどの改善に役立つほか、集中力や記憶力のアップ、日焼けやニキビなどによる肌の炎症を抑える働きがあることがわかっています」

Q５：更年期症状やホルモンバランスの乱れによるメンタルケアにも、CBDオイルは有効ですか？

「先述の通り、CBDには、心身のバランスを保つエンド・カンナビノイド・システムの働きを高める作用があります。目下、研究中ではありますが、この作用が不安感やイライラ、不眠、肌荒れ、吐き気、痛み、集中力の低下など、女性ホルモンのバランスの乱れによるPMSや更年期症状を和らげる作用があるとも考えられています。実際に、そうした症状に悩む女性たちから、症状が改善したという報告も多く届いています」

Q６：ウィズコロナ時代に、 CBDオイルはどのように役立ちますか？

「ウィズコロナ時代は、先の見通しを立てづらく、孤独になりやすかったり、不安やストレスを感じる機会が増えていると思います。CBDオイルを上手に取り入れることで、ストレスによる緊張感や不安感が和らいだり、心や体がリラックスすることで安眠にもつながるため、今こそ、多くの人に知ってもらいたいアイテムです。ストレスフルな時代を快適に、健やかに過ごす選択肢のひとつとして、大いに役立つと考えています」

後編では、CBDオイルを取り入れてみたい…という方に、日常生活にCDBオイルを安全にとり入れるための正しい選び方、使い方について解説します！

＊後編に続く

教えてくれたのは……マイケル・ボブロブ氏
HealthyTOKYO設立者兼CEO。日本の病院でカウンセラーとして勤務後、MBAを取得。その後、製薬会社の幹部、医療機器会社の社長を経て、2011年にHealthyTOKYOを設立。2016年からCBDオイルの発売をスタート。HealthyTOKYOは日本初の専門店及びCBDカフェを作った。