世界が注目!麻の成分CBG(カンナビゲロール)とは?CBD(カンナビノイド)との違いは?
CBG(カンナビゲロール)と呼ばれる今注目のCBD(カンナビジオール)の派生物のメリットに着目してみましょう。
おそらく皆さんは地元のコンビニエンスストアから高級美容ブランドのシリーズに至るまで、あらゆる場所でCBD(カンナビジオール)配合製品を見かけたことがあるでしょう。そして今、別のカンナビノイド(麻に含まれる化学物質の総称)に注目が集まっています。
CBG(カンナビゲロール)はすべてのカンナビノイドの母的な存在として知られる向精神作用のない派生物で、CBDとTHC(テトラヒドロカンナビノル)を含むその他のカンナビノイドに分解されます。チンキ剤から食用に至るまであらゆるアイテムに配合されているCBGは、その薬効から愛用されています。
多くの場合、CBDとブレンドすると、不安を解消するリラクゼーションのアントラージュ効果(大麻化合物を組み合わせると、単一の化合物自体とは異なる身体的・心理的影響が生じるという考え)が生まれます。一体この二つの大きな違いとは何でしょうか?
一部の製品にCBGを使用している化粧品ブランドPure Bloom(ピュアブルーム)の創設者兼CEOであるウェンディ・メイ・リアルさんは、カンナビノイド選びとワインセラーの中のワイン選びとを比較しています−これはすべて個人的な好みによります。「様々なカンナビノイドは、ピノ・ノワール、シャルドネ、カベルネのようなものです」と彼女は言います。
CBG入門編
CBGは1964年に発見されましたが、研究者たちはその生理学的効果の研究を最近始めたばかりです。初期の研究では骨粗鬆症、緑内障、うつ病などの治療の可能性が示唆されており、CBGは最も多様性と治療効果を持つカンナビノイドである可能性があると考える人もいます。
オランダ学術情報大手エルゼビアの専門誌「バイオケミカル・ファーマコロジー」に発表された2013年の研究では、CBGが炎症性腸疾患を抱えたマウスに良影響を与えたことがわかりました。一方、翌年のがん生物学の医学雑誌「カーシノジェン」に発表された研究では、CBGが生体内で結腸がんの進行を妨げていることが示されました。しかしながら、専門家らはこれらの発見に関して更なる研究が必要だと考えています。
教えてくれたのは…メーガン・ジョンソンさん
メーガン・ジョンソンさんはカナダにあるマウント・アリソン大学で文学士号、またマギル大学で教育学修士号を取得。子供と大人のための認定ヨガインストラクターであり、マインドフルネスインストラクターでもある。またメーガンさんは、教育者向けのヨガ&マインドフルネスのオンラインリソースを提供するウェブサイトとブログ、Learning Lotusesも運営している。
ヨガジャーナルアメリカ版/「Is CBG Really the Mother of All Cannabinoids?」
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