なぜヨガだったのか|エマ・ワトソンがヨガインストラクターの資格を取得した理由
ヨガが得意なセレブは多いけれどインストラクターの資格を取るまで極めているセレブはやはりレア。俳優としてブレイクしてから資格を取ったエマ・ワトソンがなぜヨガに夢中になったのかだったのかについて語っている。
9歳のときに映画『ハリー・ポッターと賢者の石』でデビューしたエマ。2011年、21歳までシリーズの撮影と学業で大忙しの日々を送ってきた。その彼女がヨガの資格を取ったのはシリーズが終わった後の2013年だそう。当時大学に在学中だったエマはヨガの資格を取った理由についてこう語っていた。「みんなに”今はどこに住んでいるの?””今は何をしているの?”とよく聞かれる。自分でもわからない。ここで暮らしたいのか、ニューヨークがいいのかロサンゼルスがいいのか、まだ十分大人になっていないから決めることができないの。過去3年、私はこの答えを見出すためにもがいてきた」。
"心の拠り所"としてのヨガ
先が見えない生活の中でエマが求めたのは安定。「”安心していられる家で過ごしているような気持ちになる方法を自分で見つける必要がある”って思った。1つの場所に定着してそこに寄りかかることがこれまで一度もできなかったから」。仕事で移動ばかりしていたエマにとってヨガは我が家のような心の拠り所になってくれたそう。「慌ただしい生活の中で落ち着くための”錨”になってくれた」とエマは話す。
またヨガには普段とは違う思考能力を使うというメリットもあったとエマは語る。「映画界とはまったく関係のないことをするのが大好き。脳をいつもとは違う形で動かす方法を探したい」とインストラクターの資格を取った直後に語っていた。
名門ブラウン大学を卒業した後は俳優として活動しつつ、男女平等の実現を目指す国連のキャンペーンなど社会活動にも積極的に関わっているエマ。ヨガは多方面でパワフルに活動する彼女を支える存在になっているよう。
AUTHOR
長坂陽子
ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。
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