冷えむくみタイプ「冬太り」さん向け｜余分な水分を排出！具材を煮込むだけ「温巡薬膳ワンタンスープ」

「冬太り」は冷えとむくみが原因？おすすめの薬膳食材をご紹介

最近気になり始める「冬太り」。年末年始、飲み会や豪華な食事で暴飲暴食の心当たりのある人は、動物性から野菜中心の食生活に変えて、お酒を控えるのがおすすめです。

一方、そんなにたくさん食べてるわけじゃないのに、なんだか体が重く感じるし、太ったなという方もいるのではないでしょうか。

こんな症状は「冷えむくみ」太りタイプかも

• 冷え性（特に太もも～下半身の冷えなど）
• 水分をよくとる（エアコンの乾燥などで喉が渇いていませんか？）
• むくみやすい
• 身体がおもだるい（寝起きに身体が重いなど）
• 下半身太りが気になる
• 舌の側面に歯の痕がつく

「冷えむくみ」太りさんに、水分を排出・身体を温める薬膳食材をご紹介

●水の巡りを改善する薬膳食材「白菜・大根・豆類」

まずはからだの中の「余分な水」を体外に排出するのが大切。白菜や大根、豆類はそんな水の巡りを改善するのにとっても良い食材です。
中でも白菜や大根は、乾燥による渇きを潤し、喉の渇きや咳、乾燥による便秘にも良いと言われています。また、水が95％と多く、100ｇあたり1４ｋcalと極めて低カロリーの肥満防止におすすめの食材でもあります。美肌のために欠かせない、ビタミンCが含まれているのもうれしいですね。

●身体を温める薬膳食材「生姜・シナモン・八角（はっかく）」

身体を温める食材といえば「生姜・シナモン」というのは多くの方がご存じかもしれませんね。食材の持つ「辛味」が身体を温めます。

その他にも、独特の強くて甘い香りが特徴の「八角（はっかく）」は、冬にとてもお勧めです。大茴香 、八角茴香、スターアニスとも呼ばれ知ます。身体を温め、お腹の調子を整えてくれるので、冷えやお腹のハリが気に良いと言われています。

また、中医学では、『冬の寒さは腎（じん）を弱める』といわれています。腎（じん）は成長・発育・生殖に関わり、弱まると老化の諸症状（めまい、耳鳴り、性機能減退など）につながるとされています。八角はこの腎（じん）も元気にしてくれるのでぜひ取り入れてみてください。独特の強くて甘い香りがスープやお肉料理に合いますよ。

●腎を元気にする薬膳食材「胡桃（クルミ）」

栄養満点なナッツ類の中でも「胡桃（クルミ）」は、腎（じん）の気を補い元気にしてくれます。先に説明した通り、成長や生殖に関わる腎（じん）は寒さにとても弱いです。特に冬には、腎を元気にする食材をたくさん食べて、老化の諸症状の対策をしましょう。

また、クルミは腸を潤し便秘を解消してくれます。乾燥や冷えで消化機能が衰えて便秘気味の方にはお勧めの食材です。

冷えむくみタイプの「冬太り」さんにおすすめ！超簡単「温巡薬膳ワンタンスープ」レシピをご紹介

温めて水の巡りを改善してくれる薬膳スープです。食材を切って煮込むだけで栄養満点。ぜひ試してみてください。

１）下準備

食材を全部切って鍋に入れる（白菜とワンタン以外）

• 大根（約５cm）：1cm各に切る
• タマネギ（半分）：半月切り
• 八角（１つ）：そのまま
• クルミ（５～６個）：細かく割る
• しいたけ（2枚）：細長く切る
• 鷹の爪（１つ）：種を取る
• 昆布（2cm幅を4~5枚）：水につけておく（鍋には戻し汁ごと鍋入れる）
• 水（1L）
• 塩（小さじ1）※濃い味がいい方は、鶏ガラスープ（小さじ1）
• にんにく、生姜（お好みで）

２）20分ほど煮たら白菜を入れる

ざく切りにした白菜（２～３枚）を入れて、しんなりするまで10分ほど煮る。

※辛いのが苦手な方は、白菜を入れる前に鷹の爪を取り出します。

３）ワンタンを入れて火が通ったら完成

冷凍ワンタン（約10個）を入れて、火が通ったら完成です。

スープだと栄養が丸ごと頂けるのがいいですね。しっかり栄養を取って、身体を温めて、「いらないものを排出する力」をつけましょう。

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