寒い夜のお供に♡体を温めてきれいになれる【美容効果のある薬膳ホットワイン】+αアレンジ食材
冷たい北風で肌も髪もなんだか乾燥する季節になりました。そんな寒い夜はホットワインで身体をぽかぽかになりませんか。その際に、美容効果のある薬膳食材を入れて、ついでに「きれいになれる」なんて嬉しいですよね。自分の今の身体の状態に合わせて、お好みの薬膳食材を選んでみてください。
寒い夜のお供は、身体を温めて・きれいになれる「ホットワイン」に決まり
冬の夜のおうち時間。キャンプなどで、体の芯から温めてくれる「ホットワイン」。
ちょっと余ってしまったワインや、思ったより甘過ぎたなと感じたワインを使って、簡単に作ることができます。その際に、「美容にも良い薬膳食材」を入れて、身体を温め美容にも良い一石二鳥のホットワインを作ってみませんか。
「血虚(けっきょ)」さんタイプチェック。2つ以上当てはまる方は血が足りてないかも
- 髪が乾燥しやすい
- 肌に血色がない、乾燥しやすい
- コロコロ便秘
- 立ちくらみ
- 不安になりやすい
血(けつ)が足りていないとどうなるの?
中医学では、「血(けつ)」は身体に潤いを与え、心を安定させる役割があると考えています。そのため、血が不足すると肌や髪が乾燥しツヤがなくなり、腸が乾燥して便秘(コロコロ便)になったり、不眠や不安感などの症状につながります。
無理なダイエットや、朝食抜き、偏食、目・脳の使い過ぎ、夜更かしは血の不足「血虚(けっきょ)」の原因となります。月経でも血をたくさん失うので、女性はより一層、血を作ることが大切です。
血(けつ)を補う薬膳食材は?
血を補ってくれる薬膳食材の特徴は、ナッツ類、ドライフルーツ類を中心に、黒や赤い色の食材が多いのが特徴です。
具体的には、黒豆、赤身の肉類。野菜では、ヒジキ、ほうれん草、ニンジン、黒キクラゲなど。黒糖やクルミ、レーズンなどは、近所のスーパーで簡単に手に入るので、朝食のシリアルやヨーグルトに混ぜてみてはいかがでしょうか。その他、より効能の高い薬膳食材は、ナツメやクコの実です。
自分の身体の状態に合わせてアレンジ可能「薬膳ホットワイン」レシピをご紹介
1)下準備
自分の身体の状態に合わせて、お好みの薬膳食材を用意。成分が染み出やす用に2~3cmに切っておく。
※今回は「身体を温めて、美容効果もあり、乾燥した喉も潤してくれる」食材を選びました。写真の右上から順にご紹介します。
①ゆず(喉を潤し、お腹の調子を整える)
②クコの実(血を補う、アンチエイジング)
③生姜(身体を温める、お腹の調子を整える)
④ブラックベリー(薬膳では明確な表記がないですが、栄養学では「抗酸化作用があり高いアンチエイジング効果のあるエラグ酸」と、「眼精疲労効果のあるアントシアニン」が含まれているそうです。)
⑤シナモン(身体を温め、血を巡らせる)
2)お鍋で温める
お鍋に赤ワインと自分で選んだ薬膳食材を入れて、沸騰しない程度に温める。甘みが欲しい方は、ハチミツで調整がおすすめです。
ホットワインにおすすめの薬膳食材をご紹介
●シナモン(桂皮)・ショウガ(生姜)
「身体を温めたい」なら、まずはこのどちらかの食材はぜひ用意してください。
●ハチミツ(蜂蜜)
甘さの調節のためだけではなく、おなかの調子を整えて、食欲不振や胃腸が疲れている方におすすめの食材です。また、潤す効果もあり、のどの渇き、皮膚の乾燥、乾燥による便秘などにお困りの方に。
●リンゴ(林檎)
身体や喉の渇きを潤すだけではく、お腹の調子も整えるので、お腹のハリや便秘、二日酔いなどに。ただし、余分な熱を冷ます効果があるため、冬は温める力の強い「シナモン」を一緒に使うのがおすすめです。
●スターアニス(八角はっかく)
独特の強くて甘い香りが特徴の八角(はっかく)は、なかなか身近にない食材ですがホットワインにはとてもお勧めです。身体を温め、お腹の調子を整えてくれるので、冷えやお腹のハリが気になる方に。その他、ストレスの多い方には、気も巡らせてくれます。また、中医学では、腎(じん)を元気にしてくれるので、腰痛や腹痛の改善にも効果があるといわれています。
身体を温めながら、きれいになれる薬膳食材を自分で選んで、この冬のおうち時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
↓↓動画でレシピを確認したい方はこちら。
AUTHOR
yoyokampo/世世漢方
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。
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