紙とペンを用意して…書き出してみよう|新しい年を迎えるために"今"振り返りたい【5つのこと】

 紙とペンを用意して…書き出してみよう|新しい年を迎えるために"今"振り返りたい【5つのこと】
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HIKARU
HIKARU
2021-12-27

ヨガ講師でアーユルヴェーダカウンセラーとしても活動するHIKARU先生に、アーユルヴェーダの知恵を借りて、日々を心地よく過ごすヒントを教えていただきます。

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新しい年を迎える前に…立ち止まり振り返ってみよう

日々の心身の変化、環境の変化と共に駆け抜けてきた一年、きっと様々な経験をされたことでしょう。そして新しい年を迎える今、一旦立ち止まり、アーユルヴェーダの観点から振り返りをしてみませんか。白紙をご用意いただき、書き出してみるのをお勧めします。

はじめに、次の5つの項目をそれぞれ書き出して見ましょう。

・頑張ったこと

・達成できたこと

・初めてやったこと

・感動したこと

・感謝すること

過去のことを振り返ろうとすると、あれをやれば良かった、どうしてあんなやり方をしてしまったのかなどと、反省や失敗に目が向きがちになる可能性があります。もちろん、それらのことを糧に今後のモチベーションにつなげることは大切ですが、反省ばかりだと気分も落ち込むことでしょう。きっとその裏には、たくさんの喜びや達成感があったはずです。

実はヨガの哲学で、私たちの心の動きの一つに、“不足感を見つけるのが得意”という特徴があると言われています。そのような心の性質を理解した上で、進んで取り組んだ方がいいこととして、サントーシャ(知足)というものがあります。文字通り、“足りていることを知る”ということです。アーユルヴェーダの観点からも、前向きに生きる有益な暮らしの中で、達成感や喜びを感じることは長寿につながると考えられていますので、一年を振り返る時には、まずは上述した5つの項目をしっかりと思い出したいものです。

日々の暮らしの中には、あらためて思い出してみると、無数の頑張りがあったことでしょう。仕事や家族の世話などであまりにも頑張り過ぎて、そして頑張る日々が続き過ぎて、頑張ることが当たり前になってしまっているかもしれません。自分のことだと近過ぎて、かえって分かりにくい場合は、自分のことを親しい友人の〇〇さんに置き換えて考えてみてください。その〇〇さんが同じような一年を送っていたとしたら、どのような声をかけてあげるのか想像してみると、自ずと労いの言葉が出てくることでしょう。

それらの頑張りの中には、きっと達成できたこと、勇気を振り絞ってチャレンジした初めての体験もあったことでしょう。自分の行いを一つ一つ思い起こしてみると、物事を動かすということは、たった一人ではなかなか難しく、多くの人に支えられて来たことも、だんだんと見え始めます。

足りていることをしっかりと知り、たくさんの喜びと共に新しい年をお迎えください!

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AUTHOR

HIKARU

HIKARU

アンダーザライト ヨガスクール リードトレーナー、全米ヨガアライアンスE-RYT500、YACEP認定講師、シヴァナンダヨガ正式指導者。アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント(日本アーユルヴェーダスクール認定)、Ayurvedic Medicine Practitioner(米国補完医療大学発行)など各資格を取得。AyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケアの方法を提供する。著書に「やさしいヨガ」「HIKARUの楽しいヨガ」「はじめての楽しいヨガ」「はじめてのアーユルヴェーダ」(主婦の友社) www.ayusya.jp



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