年末年始のせわしなさは、脳の容量が原因?改善する方法とは|臨床心理士が解説

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年末年始のせわしなさは、脳の容量が原因?改善する方法とは|臨床心理士が解説

南 舞
南 舞
2021-12-21

早いもので2021年も終わろうとしています。師走に入ると、仕事も私生活もバタバタする人も多いようです。そんな中で、『これやらなきゃいけないのに忘れてた!』『やるべきことが減らない』と、頭の中がパンク寸前になってしまうなんてことありませんか?そういったストレスを頭の中から追い出すコツを臨床心理士の筆者が解説します。

ストレスは私たちのキャパシティを狭める?

私たちの脳の中には【ワーキングメモリー】というものがあります。これは、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶したり処理したりする能力のことです。イライラ、不安な気持ちが高まるとストレスでワーキングメモリーがいっぱい、頭の中がパンク寸前になってしまいます。特に年末年始は、仕事もプライベートも年内に片付けておきたいこと、1年の振り返り、友人や家族と過ごす予定など頭の中や感情が忙しくなりがちなので、ワーキングメモリーがいっぱいになり、心身ともに疲労を感じやすい状況に陥りやすくなります。

ワーキングメモリーを調整するポイントは、おでこ?

ワーキングメモリーには容量があり、同時に大量の情報が入ってくると、新しく入ってきた方の情報に処理能力を分配するという特徴があります。つまり、新しい刺激によって古い思考が追い出されていくのです。この特徴を利用したのが、【フォアヘッド・タッピング】というもの。米国の心理学者・スーザン・ロバーツ博士が開発したボディワークです。額のあたりを軽く刺激することによって、ストレスの原因となっていた思考や古い刺激がワーキングメモリーから追い出され、脳や心の中をクリアにすることができると言われています。

【フォアヘッド・タッピングのやり方】

①    目を閉じて、手の5本の指を自分の額に置きます。

②    5本の指先で、1秒ごとに額を軽くタッピングします。10秒ほど続けましょう。

③    10秒ほど続けることで、だんだんとイライラや不安な気持ちが和らいでいくのを感じられるようになります。あまり感じられない場合は、さらに10秒続けてみましょう。

年末年始のストレスとうまく付き合おう!

心身ともに忙しくなりがちな年末年始。忙しくなると普段行っているセルフケアも怠りやすくなります。どんなに忙しくても一旦やるべきことと距離を取り、自分をケアする時間を持つことを意識してみてくださいね。

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南 舞

南 舞

岩手県出身。多感な思春期時代に、臨床心理学の存在を知り、人の心に丁寧に寄り添っていくカウンセラーの仕事に憧れを抱く。臨床心理学、心理カウンセリングを学ぶために、大学院まで進み、「臨床心理士」資格を取得。現在は教育、企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとは学生時代にヨガスタジオの受付のアルバイトをしていた時に出会う。ヨガを始めたことで、身体が自由になっていく感覚に楽しさを感じたこと、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。普段のクラスでは、呼吸と身体を繋げ、人と比べず、自分らしくいれるようなヨガの時間を提供できるよう心がけている。

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