【季節の朝ごはん】野菜だけで驚きの濃厚さ!『ごぼうのポタージュ』

 【季節の朝ごはん】野菜だけで驚きの濃厚さ!『ごぼうのポタージュ』
山田直
山田直
2021-12-29

ヨガをして心身がスッキリした気持ちの良い朝に食べたい、目にも心身にも嬉しい朝ごはん。そのレシピと、心地よく楽しんで作るためのヒントをご紹介します。

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ごぼうの濃厚なコクと香りを丸ごと

ごぼう
身体を温める陽の力がたっぷりのごぼう。冬の滋養がつまってます

冬に美味しい根菜の代表格、ごぼう。大地にしっかり根を張り、きゅっと引き締まっていくその様には、冬に必要な力がぎっしりと詰まっています。きんぴらなどが美味しいですが、その深いコクと香りはあったかポタージュにもぴったりです。野菜の旨みを引き出す重ね煮と合わせれば、出汁やバターなどがなくても濃厚に仕上がります。

重ね煮とは?

胃にも優しくお腹も満足。「野菜だけでこんなに味が出るの?」とびっくりなベジポタージュ。作っておけば温めるだけでさっと朝食にできます。

ごぼうのポタージュ

ごぼうのポタージュ
ポタージュの素を重ね煮で作って、炒めたごぼうと一緒にブレンダーに。野菜のうまみが全身で堪能できる逸品です。

材料4人分


・ごぼう‥‥‥100g
・ごま油‥‥‥大さじ1

・豆乳‥‥‥‥400ml
・塩‥‥‥‥‥小さじ1
 

(ポタージュのベース)

重ね煮
野菜を重ね煮にして旨みを引き出し、ポタージュの素を作ります。

・じゃがいも‥‥‥250g
・玉ねぎ‥‥‥‥‥150g
・にんじん‥‥‥‥  70g

・塩‥‥‥‥‥‥‥少々
・差水‥‥‥‥‥‥100ml

作り方(ポタージュの素の重ね煮)

1. 野菜をカット
 じゃがいもは皮をざっとでむき、5mmくらいにカット。玉ねぎはざっくりとくし切り、
 にんじんは皮付きで細めにスライスします。後でブレンダーにかけるので形は適当でOK。

2. 重ね煮を作る
 鍋底にひとつまみ塩を振り、じゃがいも→玉ねぎ→にんじんの順番で重ね、人参
 の上にもひとつまみ塩を振ります。差し水を鍋ふちから入れてふたをして強火に
 かけ、差水が沸騰したら弱火にして15〜20分ほど重ね煮にします。

重ね煮
順番に重ねることで野菜の旨みを引き出しやすくなります。

3.混ぜて保存
 にんじんが柔らかくなったら優しく混ぜて出来上がり。タッパー等に移します。

重ね煮出来上がり
冷蔵庫で4〜5日は美味しく保存できます。

作り方(ごぼうのポタージュ)

1. ごぼうを炒める
  ごぼうを皮付きで斜めに薄くスライスし、ごま油で色よく炒めます。

ごぼう炒め
皮に旨味と栄養が詰まっているので、どろや汚れを落とす程度で使います。

2. ポタージュにする
  炒めたごぼうと重ね煮で作ったポタージュの素100〜150g、豆乳、塩をブレンダ
  ーに入れてよくまわし、鍋で弱火でかき混ぜながら温めて出来上がり。お好みで
    茹でた 菜の花などをのせます。濃度が濃い場合は豆乳か水でのばし、塩で調整し
    ます。

残りはグラタンやトーストにアレンジ

トースト
チーズと粒マスタードを効かせたトーストは絶品


ポタージュの素の重ね煮を200gにすれば濃度が上がり、グラタンやリゾット、トーストのペーストなどにアレンジできます。また、ごぼう以外にも炒めたかぶやアスパラなどと組み合わせても美味。季節の味わいが楽しめます。

残りのポタージュの素は冷蔵庫で保存して、使いたい時に刻んでカレーやシチューのベースにもできます。忙しい年末年始の心身お助けポタージュ。ぜひお試しください。

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AUTHOR

山田直

山田直

ヨガ講師・自然食料理人。福岡県出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了/ヒツジナヨガ主宰



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