ナチュラルコスメ大国ニュージーランドの気になる最新オーガニックコスメブランド3選
エコ活動が盛んなナチュラルコスメ大国・ニュージーランドから、最近注目の3つのブランドをレポート。ニッチだけれど、確かな効果をもたらしてくれる手放せないアイテムたちばかりだ。
「トリロジー」や「アンティポディース」など、最先端の技術でオーガニック素材のチカラを最大限に引き出しながら、確実な効果を肌にもたらすナチュラルコスメの宝庫・ニュージーランド。そこで今回は、日本を含む世界を魅了し、特にビューティブランドを持つセレブから一目おかれる国・ニュージーランド発のオーガニックコスメブランドを3つピックアップ。機会があれば、ぜひトライしてみて。
LOVESKIN/肌本来の自然治癒力を、豊かなNZハーブのチカラで高めるスキンケア
「ビューティ業界では、ニキビや吹き出物、そしてエイジングのサインなど、肌の自然なプロセスが引き起こす現象をトラブルと捉え、抗うことを目的とした化粧品が多いと思います。そして、油分をたくさん配合して肌に余計な負担をかけるなど、かえって肌にダメージを与えているように感じます。ですが、肌の自然な修復力を信じ、サポートする製品を使えば、肌は自然と本来の健康な美しさを取り戻すはず」とブランド立ち上げのきっかけをこう語るLOVESKINのCEOのジョアンナ・レーンドーフ。その言葉通り、ジャーマンカモミールやスウィートオレンジを配合したセラム「AROHANUI」(=マオリ語でBig Love)は、肌にすばやく浸透し、使うたびに本来の健康的なツヤをもたらしてくれる。乾燥がひどい時は、このセラムに「ORA」(=マオリ語で良くなる)ヒーリングバームを重ねると、しなやかで滑らかな肌に。
EKO HUB/メンタルヘルスに精通する二人が立ち上げた、肌と五感を癒すコスメ
ドイツに生まれ、メンタルヘルスや特に知的障害を持つ子供たちのサポートをする仕事に従事し、その後ニュージーランドに移住したスザンヌと、メンタルヘルスと子供の健康を専門とする正看護師であり、ヘルスコーチの資格を保有する地元出身のジェーンの二人が2018年にファンガレイで立ち上げたブランド。両者とも熱心なエコ活動家であることから、ブランドを通じて地球と肌のクリーンな循環を促進することを目的としているという。特にユニークなのが「精神を落ち着かせる」ヒーリング作用を持つマグネシウムを配合したクリーム。頭痛から筋肉痛まで、ナチュラルミネラルのチカラがアプローチし、緩和してくれる作用も。また、マリアアザミとスピルリナのコンビネーションに、トマトシードオイル等を配合したフェイシャルクリームも、使い続けると肌が健康的になるのを実感できる秀逸アイテムだ。
FRANKIE APOTHECARY/皮膚疾患治療のために生まれた「KAWAKAWA BALM」が敏感な肌を癒す
「ロンゴア・マオリ」のエネルギーと意思に基づき、天然のハーブに宿るチカラをベースにした製品で敏感肌や湿疹等の皮膚疾患を健康な状態へと導くことーーこれが、「FRANKIE APOTHECARY」のミッションだ。ブランドの名を一躍ニュージーランド中に広めたのが、皮膚疾患に悩む子供の肌の治療のために作られたアイコンクリーム「KAWAKAWA BALM」。現在ジョージナ&マット夫妻により運営されているこのブランドのラインナップは、すべてマオリの天然ハーブで敏感肌を癒すものばかりだ。赤ちゃんの保湿はもちろん、季節の変わり目などの肌に異変や不快感の解消のためにも、常備しておきたいアイテムでもある。
AUTHOR
横山正美
ビューティエディター/ライター/翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」等でビューティー記事や海外セレブリティの社会問題への取り組みに関するインタビュー記事等を執筆中。
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