"オーガニックビューティのメッカ"イギリス発【B-ビューティ】の注目ブランド3選
世界中で大人気のJ-ビューティ&K-ビューティ。一方で、オーガニックビューティの発祥国のイギリス発B(ブリティッシュ)-ビューティも見逃せない。そこで今回は、ニッチなブランドにスポットを当ててみよう。
イギリス生まれのブランド、というと「ニールズヤード レメディーズ」や「ザボディショップ」など、心地良さを追求しつつ、確実な効果をもたらしてくれるコスメで人気だ。一方で、フェアトレードや環境保全を重視したものづくりを貫く姿勢や、いつの時代もブレることのない硬派なブランド哲学も世界中で共感を呼んでいる。そんなイギリスから、今回はクリーンビューティ時代をリードする3つのブランドに注目してみた。
PAI/センシティブスキンのための、香り高いコスメ
これまで何の問題もなく使っていたコスメが、ある日突然合わなくなってしまったーそんな経験はないだろうか?そんな経験から、PAIを立ち上げたのがCEOのサラ・ブラウンだ。「あまりにも突発的な出来事で、手当たり次第にいろいろなコスメを試してみたのですが、自体は悪化する一方でした。そこで、まずは自分に合わない成分の特定から始めたのが、このブランドを立ち上げたきっかけです」と語るサラ。採用している成分は全てCOSMOS認証取得、動物実験不実施等々クリーンビューティの条件を全てクリア。全ての製品はロンドンのラボで丁寧に作られている。
ローズヒップバイオジェネレートは、使った後の肌に健康的なツヤとしなやかさをもたらしてくれるオイルで、ブランドのベストセラーでもある。そしてこのオイルと一緒に使いたいのが、カモミールをメインに、ローズヒップのエッセンスを配合したモイスチャライザー。アロマの芳香が五感を解きほぐしつつ、炎症やひりつきなどの不快感を抑え、きめ細かな肌へと導いてくれる。
Olverum/ドイツ生まれイギリス育ちの洗練のバスアイテム
素材選びからパッケージデザインの全てにミニマリズムとサステナビリティを貫いたバスアイテムで、セレブやファッショニスタから熱い注目を集めるOlverum。実はその歴史は古く、1929年代に温泉で有名なドイツのバーデンバーデンで誕生し、のちにイギリスで花開いたブランドだ。ベストセラーのバスオイルを37度程度のお湯に約5mlほど落として、深呼吸を。バスルームいっぱいに立ち込めるアロマの香りに、1日の疲れが癒されるのを実感できる。ボディポリッシュは古い角質の除去にオススメ。週1〜2回の使用でボディもツルツルに。
BEUTI SKINCARE/2アイテムだけで勝負する、エステティシャンならではの視点が光るコスメ
「人の数だけ美しさがあるし、私たち一人ひとりが唯一無二の存在。そんな自分だけの美しさを引き出し、より輝かせるためにこのブランドを立ち上げました」と語るCEOのレイラ・アーラム。自身が長年エステティシャンとして活動してきた経験から成分やテクスチャーを厳選・研究し尽くし、一人ひとりの肌ニーズに対応するアイテムを作り上げ、2015年にブランドを始動した。メイン成分のオメガとミネラルに、ザクロやブルーベリー、スウィートチェリー、そしてクランベリーなど、フルーツ由来の成分をふんだんに採用しているのが特徴でもある。また、今のところ2品のみのラインナップというのもユニークだ。
ブランドのメイン成分であるざくろと酵素を配合したジェルバーム状のクレンジングで、メイクなどの汚れや古い角質をしっかり除去を。その後14種類のプラントオイルをブレンドしたオイルでフォローをすれば、つややかでみずみずしさ溢れる美しい肌に。
AUTHOR
横山正美
ビューティエディター/ライター/翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」等でビューティー記事や海外セレブリティの社会問題への取り組みに関するインタビュー記事等を執筆中。
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