カフェでもレストランでも「食べられるお花」が満開。アメリカでブーム到来中の食トレンド
日本では、菊の花や桜の葉、ふきのとうなどで古くから取り入れられてきた食用花(エディブルフラワー)。ここアメリカでは、街角の小さなカフェから一流レストランまで、昨今の“インスタ映え“ブームとともに、さまざまなエディブルフラワーが咲き乱れています。食を視覚的により魅力的に演出するエディブルフラワーの独創的なメニューを見て見ましょう。
定番のカフェメニューにオンして、可愛らしさを演出
日本を旅し、抹茶の魅力にとりつかれたオーナーがカリフォルニア州サンディエゴでオープンした人気の抹茶カフェ。ふんわりとしたピンクを基調としたインテリアに囲まれていただくのは、エディブルフラワーをあしらった抹茶ラテやパンケーキ、アボガドトーストなど。
アサイーボウルを、よりフォトジェニックに
ハワイでブレイクし、すっかり定着したアサイーボウル。その人気店として知られるロサンゼルス発の「Amazebowls」では、半分に割ったココナッツの器にアサイー・スムージーを盛り、その上にさまざまなフルーツをトッピングしていきます。仕上げはエディブルフラワー。カットフルーツにはないかわいらしさが、アサイーボウルをひときわフォトジェニックにしてくれます。
お花の香りが漂うコーヒーも人気
前述の「Amazebowl」と同じく、場所はカリフォルニア州ロサンゼルス。「Bia Coffee」では、花とコーヒーを組み合わせたドリンクとスイーツが人気。ラベンダー+ラテ、ローズ+ケーキなど、ほのかに花の香りが漂うコーヒーと、エディブル・フラワーに彩られた上品なケーキがひときわ女性たちに人気です。
バラの花びらをあしらったローズ・ラテとローズ・ケーキ。
ピザにもお花をトッピング!
地産地消にこだわるメリーランド州ベデスダの釜焼きピザ&サラダ専門店「Gusto」では、新鮮な野菜をふんだんに使った彩り豊かなピザが大人気。さらには地元のエディブルフラワーをあしらったものも。
プロの料理人たちからも愛されるエディブルフラワー
シェフたちの間でもエディブルフラワーは相変わらず大活躍。こちらはペンシルバニア州フィラデルフィアにあるニュー・アメリカン 「Studio Kitchen」のエグゼクティグ・シェフShola Olunloyo氏による品々。
スターシェフの手にかかれば素朴なベーグルもエディブルフラワーでこの通り。
スライスしたブリーチーズ、クランベリー・クリスタルとマイクロペッパー・フラワーを桃のチャツネにあしらって。
また、上品なガーニッシュとして、カクテルにより華やかさを添えます。
セージ、マイクロ・オーキッドにスミレの花をあしらったカクテル。
いつものお料理にプラスすれば、特別なひと皿に
お店で使われているエディブルフラワーは、グローサリーストアやファーマーズマーケットで購入することが可能です。気に入った花を持ち帰り、個々のいつもの食卓にちょっとした変化をもたらすのも素敵です。初夏を目前にますます活気づく街中のグリーンマーケットのエディブルフラワーをお持ち帰りし、自分だけの“インスタ映え“する料理を楽しむのも良さそうです。
カリフォルニア州サンディエゴ近郊にある「Fresh Origins」が栽培するエディブルフラワー。この後、各レストランや店舗へと出荷され、消費者のもとへ。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く