20代の頃から「セックス時の痛み」に悩まされてきた私が考える、性交痛を解消するために大事なもの

 20代の頃から「セックス時の痛み」に悩まされてきた私が考える、性交痛を解消するために大事なもの
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コンドームの選び方も重要

それから「コンドームで擦れる気がする」という声も多く頂きます。同じ種類のコンドームばかり使いがちですが、コンドームはサイズ違いなど合わせると100種類以上あるそうです。サイズのほかには、潤滑剤を増量しているものや素材や形状の違いなどバラエティに富んでいます。サイズが適切でないと、シワがより摩擦を増やしたり、素材によってはごわつきを感じたり、ラテックス製だとアレルギーがでることも。薄さを売りにしているコンドームもありますが、厚めでふっくら柔らかい素材のコンドームも気持ちよく、摩擦による痛みも少ないという感想も聞きます。コンドームの選び方のコツもサイトで紹介しているので、違うコンドームを試してみるのはいかがでしょうか。

コンドーム
潤滑剤を増量したタイプのコンドームや、厚めでふっくら柔らかい素材のものを使うと摩擦による痛みを緩和できることも。photo by Adobe Stock

自分たちのからだの変化に合ったセックスを

更年期症状で「気分が沈みがちになった」「性欲がなくなった」「体調が悪く性生活のことは考えられない」「とにかく疲れやすく、しんどい」ということも。セックスは無理に行うものではありません。もしかしたら、男性パートナーも(男性)更年期の症状がでているかもしれません。お互いに体の変化が起こりやすい時期なので、無理をせず、正直な気持ちや体調を伝えあって、性生活をしばらくお休みしたり、今までのような挿入・射精のセックスにこだわらず、グッズの活用や体位の工夫などで、自分たちのからだの変化に合ったセックスを一緒に作っていくといいかもしれません。そのようなヒントもお伝えしています。

私は、性交痛を健康問題として捉え、誰もが健やかな性生活を送る権利があると考えています。1994年国連の会議で生まれた「リプロダクティブヘルス・ライツ」(性と生殖に関する健康と権利)からくる「性の健康」の概念をベースに運営しています。幅広い性交痛に関して取り扱っていますが、更年期、閉経、加齢、そして病気の術後などによる身体的な変化が起きても、もし性生活を望むならば、その変化に応じた工夫や回避策で、できる限り快適に性生活を送れる情報も多く扱っています。一人でも多くの方のもとに必要な情報が手に入り、そして性交痛から解放され、健やかな性生活が送れますように。

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小林ひろみ

小林ひろみ

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。日本性科学会会員。性と健康を考える女性専門家の会 理事。デリケートゾーンブランドYourSide、潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛について情報発信を行う。幅広い性交時の痛みに関する情報サイト「Fuan Free (ふあんふりー)」を運営。



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