「Humanraceは全人類のためのスキンケア」ファレル・ウィリアムスが化粧品に込めた想い

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「Humanraceは全人類のためのスキンケア」ファレル・ウィリアムスが化粧品に込めた想い

横山正美
横山正美
2021-07-30

シンガーとして、デザイナーとして、多彩な才能を発揮し、世界中をワクワクさせるファレル・ウィリアムスが、今度は起業家として新たなプロジェクトを始動した。その名は「Humanrace」。今回は、全人類の肌を美しくしたい、との想いから立ち上げたこのビューティブランドの全貌に迫ってみたい。

「生きていると、悪い習慣を辞めなければならなかったり、心に潤いを与える必要があるときもあります。それは僕らの魂にも言えることです。魂を浄化することも必要なときもあるし、ただ心を洗う事が必要があるときもあるんです。ちょうど肌に蓄積された古い細胞を洗い流すことが必要なように」。

そう米美容雑誌デジタル版に語ったのは、ミュージシャンのファレル・ウィリアムスだ。アメリカヴァージニア州ヴァージニアビーチ出身の音楽プロデューサーであり、ソングライターであり、ファッションデザイナーとしてアディダスとのコラボ等でマルチな才能を発揮する彼は、ついに昨年自身のビューティブランドを立ち上げ、化粧品市場に参入した。そのブランド名は「Humanrace」。2020年11月にウェブサイトを立ち上げたばかりだが、すでにスタートからセールスも好調だという。

humanrace
Humanrace

現在48歳の彼がスキンケアに興味を持ち始めたのは20代の時。撮影の現場で仕事を一緒にする男性モデルたちの肌の美しさに目が留まり、彼らが何を使っているのかをつぶさに調査していたことから、スキンケアの大切さに目覚め、興味が湧いていったという。そんな彼のブランドのターゲット層は“全人類”というスケールの大きさも、注目を集める理由の一つだ。

「『Humanrace』は人種やジェンダーに関係なく使える化粧品です。僕らはこの化粧品を全人類のために作りました。なぜなら、僕らの肌は、皆一緒ですから」。

 

そう語る彼が、今回実際の化粧品づくりに際しタッグを組んだのは、20年来の付き合いになるという皮膚科医のエレナ・ジョーンズだ。そんな彼女は、彼の行き届いた肌の美しさと、熱心に質問するその姿勢に心を打たれたという。

「彼の年齢を感じさせない健康的な肌の美しさにはいつも本当に関心します。独自のスキンケアルーティンで丁寧にケアしている証拠ですね。それに、成分に関しても逐一質問をしてくる。本当に熱心です」。

ファレル
https://www.humanrace.com/wellbeings より

そんな二人が「全人類のためのスキンケア」の完成に向け、試行錯誤を重ねた上に完成させたアイテムには、AHAや中医学をベースに導き出したハスの酵素、そしてヒアルロン酸等吟味に吟味を重ねた成分がふんだんに配合されており、使った後の肌は柔らかく健康的なツヤが生まれ、垢抜けた印象に。まさに、誰もが欲しくなる“美肌”をもたらしてくれるものだ。もちろん、リフィル形式を採用するなど、地球環境への配慮も怠らない。

モノづくりとは、ポジティブな心を提供すること。

一方で、ファレルの手がけるアディダスとのコラボレーションラインは、デビュー以来世界中で人気を博している。そんな彼は、今回の化粧品ブランドの発表時に、アディダスとのプロジェクトが始動した当初のことをこう振り返っている。

「アディダスとのプロジェクトが決定した時、コラボレーションライン発表記者会見の席で記者から『あなたはアスリートじゃなくてアーティストですよね?アディダスとはどのような仕事をするつもりですか?ご自身はどんなスポーツをするのですか?』と聞かれたことを思い出しました。そのとき、一言だけ返しました『ヒューマンレース(=人類の意味)をしますよ』と」。

そして、その時発した言葉はそのままシューズデザインのインスピレーションソースとなった、とも。

「とにかく、何か物を作るならこの地球上の全人類のためになるようなものにしたいと思っていました。そのためには、ポジティブなアファメーションをしながら物作りをすることが大切だと思いました。その商品を人がお金を出して買ってくれるのを見るのは、まるで自分とその商品づくりに関わった人たち全員の前向きな心ごとそのまま買ってくれているようで、本当にワクワクしました」。

そしてもちろん、このポジティブなアファメーションは今回のビューティブランド「Humanrace」にもきちんと息づいている。

「今回の化粧品づくりに際し、真っ先に頭に浮かんだのがこの言葉でした。ですから、そのままブランド名にしました。この化粧品は、“ユニバーサルプロダクト”ー世界中のあらゆる人のための化粧品です。化粧品ブランドを立ち上げたばかりですが、すでに頭の中では次はどのジャンルに参入しようかと考えています。何れにせよ、どのジャンルにしてもそれまで市場に存在していたもの以上に素晴らしいものを提供したい、ということに尽きるでしょうね」。

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横山正美

横山正美

ビューティエディター/ライター/翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」やデジタルメディア「VOGUE CHANGE」等でビューティー記事や海外セレブリティの社会問題への取り組みに関するインタビュー記事等を執筆中。

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