「8歳で摂食障害に」デミ・ロヴァートが語る苦悩「再発してしまうきっかけ」とは

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「8歳で摂食障害に」デミ・ロヴァートが語る苦悩「再発してしまうきっかけ」とは

長坂陽子
長坂陽子
2021-05-25

シンガーのデミ・ロヴァートが摂食障害の根深さについて語った。

過去に摂食障害を患っていたことを告白しているシンガーのデミ・ロヴァート。今も完全には脱することができていないと明かし、その根深さについて語っている。

食べ物で心の空虚さを埋めて生きる苦しみ

自身のこれまでの人生について語ったドキュメンタリー「Simply Complicated」を発表したデミ・ロヴァート。彼女は10代の頃から摂食障害と闘い、治療に取り組んできた。しかし「食べるという行為は今も私の人生の中で大きな課題だ」という。ストレス要因、例えば恋人との別れなどで簡単に再発してしまうと明かす。

デミは18歳のときから6年間、俳優のウィルマー・ヴァルデラマと交際していた。「彼と交際している間、私は3年間過食して吐く行為をやめられていた。別れたときに一番最初にしたことはそれだった」。恋人と別れ寂しさに苛まれるようになったとき、摂食障害が再発したと告白する。「食べ物について考えることが少なければ少ないほど、普通の人生を送ることができる。過食して吐いたときみんなをガッカリさせたくなかった。とても恥ずかしいと思った」。「寂しさを感じると空腹感に襲われ、ドカ食いしてしまう」。

彼女が最初に摂食障害の症状を見せたのは8歳のときだという。「その頃私はエンタメ業界に入って仕事を始めたところだった。ひどいプレッシャーにさらされていた。家族のためにクッキーを焼いたのだけど、それを全部自分で食べてしまった。家族には1枚もあげずに。食べ物が慰めになると気がついたのはそれが最初だった」。10歳になった頃、妹も生まれた。家族の中で彼女の立場が変わったこともストレスになったのだと示唆する。

デミ・ロヴァート
16歳の頃のデミ・ロヴァート。ファーストアルバムを発表するなど、順風満帆に見えたが、その陰で摂食障害に苦しんでいた。
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デミは摂食障害の心理状態についてこう語る。「食べ物や食べるという行為に自分の頭の中を支配されたくない。でも常にそのことを考えてしまう。ボディイメージ、口にすることができたらどんなにいいだろうと思っているもの、その次に口にできたらいいと思っているもの、食べなければよかったと思っているもの。それが常に頭の中にある」。

摂食障害の研究と支援に取り組むアメリカ最大の非営利組織、全国摂食障害協会はこの心理状態も摂食障害の1つの形だと解説している。外見からはわからなくても苦しんでいる人は多いという。摂食障害が根深いものであること、潜在的に苦しんでいる人が多いことを理解する上でデミの言葉に注目が集まっている。

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長坂陽子

長坂陽子

ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。

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