食べることと買い物でストレスを誤魔化していた私がたどり着いた「自分を癒す方法」の見つけ方

食べることと買い物でストレスを誤魔化していた私がたどり着いた「自分を癒す方法」の見つけ方

吉野なお
吉野なお
2021-04-03

あなたは、今の自分が好きですか?「もう少し痩せたら好きになれる」「もう少し胸が大きかったら...」そんなふうに、今の自分ではない"理想の自分"ばかり追い求めて、理想と違う"現実の自分"を傷つけていませんか? 「ボディポジティブ」とは、ありのままの自分の体型や外見を受け入れようというもの。欧米を中心に世界的な盛り上がりを見せています。「痩せていた頃の自分より、今の自分が好き!」そんな吉野さんが考える「ボディポジティブな生き方」とは。

ストレスを感じた時、あなたはどんなことをしていますか?

友達とお喋り?カラオケ?運動?ヨガ?...人によって様々な方法があるのでは無いでしょうか。

ストレス解消についてネット検索してみると「運動をしましょう」「睡眠をしっかりとりましょう」など様々なアドバイスもありますが、現状の生活に取り入れることが難しかったり、しっくりこない人もいるかもしれません。

人間の感情に喜怒哀楽があるように、生きていればストレスは誰でも感じうること。でも、自分なりの的確な癒し方や解消方法は、プライベートレッスンのように誰かに教えてもらうものではないため、うまく消化しきれなかったり、敏感な方だと些細なことでストレスを感じる自分を責めてしまう場合もあるかもしれません。

例えば、10年以上前の私は、食べ物をたくさん食べること(過食症でした)や、ちょっとした買い物をすることが主なストレス解消方法になっていました。

そしてこう考えていました。

「もっと痩せれば...」「もっとお金があれば...」「もっと◯◯なら...」

いつも何かに不満を抱え、いつになったら自分は幸せになれるんだろう..と嘆くような日々を送っていました。

でも、当時のことをよく考えてみると、食べ物を食べたときや物を買った時...そのとき一瞬は癒されても、実はたいして美味しくないものを食べすぎていたり、「安いから」という理由で本当に必要では無いものをたくさん買っていたのです。そして気づくと僅かなお金しか残っていない....。

私にとって何かを得ることで『表層的な誤魔化し行為』を繰り返すことは、本質的なストレスが解消されるどころか「食べすぎたこと」や「お金を使いすぎたこと」で更なるストレスを再生産していました。それはまるで『不満を不満で満たしていた』ようなものでした。

もし、ここまで読んでみて「わかる〜!」と共感した方がいたら、是非やっていただきたいワークがあります。

それは、『あなたにとって癒しを感じること』が何なのか、自分に問いかけること。

ストレスを感じた状況の時よりも、気持ちが落ち着いている時に予めリストアップすることをおすすめします。
また、頭の中だけで考えると忘れてしまうこともあるので、手を使って紙に書き出す方が認識も整理もしやすいです。 

例えば、こんな項目について考えてみましょう。

・見て癒されるものは?

・行くと癒される場所は?

・嗅ぐと癒される香りは?

・癒される感触は?

・気分が穏やかになる映画・音楽は?

・会うと元気になる人は?

・お気に入りのベッドカバーは?

・着心地の良い服は?

・触れ合うと癒される動物は?

などなど。

ポイントは、五感を刺激し、繰り返しても後から虚しさや後悔を感じないようなもの。お酒を飲んだり美味しいものを食べたりすることが癒しだ!という人も居るかもしれませんが、それ以外にも『癒しのストック』があると心強いのではないでしょうか。

これは、いざという時の心を支える『自分の取扱説明書』を作るような感覚です。 

ストレスを感じた時に、リストの中にあるものを片っ端から試してみると、少しずつ気持ちが和らいできます。状況的にすぐに試せない時は、その心地良さを味わっている時の感覚を思い出すだけも有効です。

動物と戯れる

かつては食べることと買い物でストレスを誤魔化し再生産していた私ですが、今の癒しのひとつは、緑の多い公園へピクニックに行くこと。

大きめのレジャーシートを持っていき、自然の中に身を置いて、ごろごろと寝転がってみたり、芝生の上を裸足で歩いてみたり、風の音を聞いたり、揺れる木々に合わせて変化していく木洩れ日を見ながら、ただただボーっとするだけでも心がジワジワと柔らかくなっていきます。美味しい食べ物も、そこで食べるとより美味しく感じられますし、良いアイデアも生まれやすくなります。

ピクニックが好き

時間がある時は、ちょっと足を伸ばして海へ行ったり山へ行ったりもします。

イライラしていると頭の中でネガティブなことを繰り返し考えたり視野が狭くなりがちですが、大きな自然を見ていると、心の大きさが広くなり、余裕が生まれる気がするのです。

最近は家に居る時間も多いので、部屋に植物を飾って楽しんでいます。花の花瓶やドライフラワーを飾ったり、室内でも育てやすい観葉植物を選んでいます。

ふとした時に目を向けるだけでも穏やかな気分になりますし、何かの作業をするときは、自然の風景動画をYoutubeから探して流すだけでも気分良く作業がしやすくなります。

部屋の観葉植物

ストレスも癒しも自分の中に生まれるもの。

もしストレス解消のつもりで『やみくもに物質的な何かを得る』ことに疑問を感じていたら、体の五感を使って『感じる・心を満たす』ことを意識してみると、自分らしい最適な答えが見つかるかもしれません。

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吉野なお

吉野なお

プラスサイズモデル。雑誌『ラ・ファーファ(発行:文友舎)』などでモデル活動をしながら、摂食障害の経験をもとに講演活動やワークショップなども行っている。

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