「セクシーに賞味期限はない」55歳のスーパーモデル、ポーリーナ・ポリスコワが年齢差別を批判

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「セクシーに賞味期限はない」55歳のスーパーモデル、ポーリーナ・ポリスコワが年齢差別を批判

長坂陽子
長坂陽子
2021-02-13

55歳になるスーパーモデルのポーリーナ・ポリスコワ。インスタグラムでヌードセルフィーをシェア、セクシーさにまつわる男女差別と年齢差別を指摘した。

女性が若いときだけセクシーさやヌードに賞賛が寄せられるのはなぜ?

今月初め、トップレスのセルフィーをインスタグラムにシェアしたポーリーナ。「今日は真面目な投稿。エリザベス・ハーレイのセクシーな写真への雑音を聞いて思ったことを書く」と綴っている。エリザベスは先月末にトップレス写真をSNSにアップして大きなニュースに。ファンの間からは彼女の美しい体に賞賛の声が上がるのと同時に「年齢を考えろ」「50代なのにみっともない」という心ない中傷のコメントもたくさん書き込まれた。

 

ポーリーナはそれを見て思うところがあったよう。「20代、30代のころは脱げば脱ぐほど人気が出た。40代では実際ヌードで歩き回れるほどだったし、公然猥褻の違反切符を切られるくらいで済んだ。50歳になった今、私はそれで非難される。”おばあちゃん、服を着なよ。注目されたがってるんでしょ?必死すぎない?哀れだ”って」。

ポーリーナ・ポリスコワ
44歳の時のポーリーナ。「40代では実際ヌードで歩き回れるほどだったし、公然猥褻の違反切符を切られるくらいで済んだ」と語る。photo by Getty Images

ポーリーナは自分の経験からこう指摘する。「女性が若いときだけセクシーさやヌードに賞賛が寄せられ、成熟すると非難されるのはなぜ? それは男性のせい。男性は生物学的に自分の遺伝子を残すようにプログラムされていて、繁殖のための入れ物に遺伝子を入れようとする。その入れ物は自分たちの能力を若さで周りに知らしめようとしている」。生物学的な理由を挙げた後、ある疑問を提示している。「ではどうして子どもを求めない男性もそう思うの?もう満足な数の子どもを持っている男性は?今子どもが欲しくない男性がそう思うのはなぜ?それは進化していないということよ」。生殖とは関係がなく女性に若さを求める男性を手厳しく批判している。さらに「では私のような男性の目線によって評価される女性はどうしてそう思う?不安だからよ」。歳をとることで女性たちが自信を失っていることを嘆く。

ポーリーナはこう結ぶ。「ここで哀れなのは自分にとって大切なことを他の人に決めさせているということ。それだけよ」。最後に「#sexyhasnoexpirationdate(セクシーに賞味期限はない)」とハッシュタグを添えている。

ポーリーナが考える「賞味期限のないセクシーさ」とは

SNSを通じてセルフィーを投稿する女性セレブたちは増え続けている。彼女たちが主張するのは「自分で決断して投稿することの大切さ」だ。彼女たちはヌードセルフィーを通して、自分の見せたいものを自分の意思で見せること、つまり自分で自分の体について決定するのが大切だとアピールしている。男性が若い女性のセルフィーを望むから若い女性だけがセルフィーをあげていい、若い女性だけが自信を持っていいというカルチャーは年齢差別であり男女差別でもある。ポーリーナやエリザベスはそういう差別に負けない、新しいセクシーさを発信している。ポーリーナはこのヌードセルフィーの直前にもすっぴん写真をアップ。「学んだこと、成熟したこと、そしてシワができたこと。これが私の今のルックスを作っている。自分史上最高のバランスだと思うわ」。人の目にも年齢にも頼らない、賞味期限のないセクシーさ。これがこのハッシュタグとともに浸透していくことに期待したい。

ライター/長坂陽子
ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。

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