ホルモンバランスの崩れに特化したケア|アフリカ系女性ファウンダーのブランドに注目が集まる理由
BLM運動が巻き起こって久しい中、次々とアフリカ系のファウンダーのブランドが台頭する世界のビューティーシーン。今回はその中でもホルモンバランスの乱れなどによる肌の揺らぎを集中的にケアすることで注目を集める「Hyper Skin」をピックアップ!
妊娠中の肌トラブルから生まれたクリーンなプロダクト
「第一子を妊娠中にホルモンバランスが乱れたせいか、顔中にニキビや吹き出物が出来始めました。加えて目の下にくまが出来やすくなったり、色ムラが目立つようになったりと、とにかくこれまで全く経験したことのないほど肌のコンディションが悪化していったんです」と、自身のブランド「Hyper Skin」のポリシーのベースとなった自らの体験を米雑誌に語ったファウンダーのデズリー・ヴァーデージョ。
第一子妊娠中は「Vivrant Beauty」というプレミアムスキンケアブランドを取り扱うビューティーブティックのキュレーターをしていたという彼女。そんなホルモンバランスの崩れに揺らぎ、悪化の一途を辿っていた自らの肌のため、ありとあらゆるコスメを試したという。
「でも、結局どれを使ってもダメでした。ちょっと良くなったかな、と思うとまた悪化するの繰り返し。高級化粧品からドラックストアコスメまで、市場に出回っているものをほとんどと言ってもいいくらい試したけれど」
そんな経験から、遂に自らのブランドを立ち上げることを決意したのだそう。
「そこで手がけたのが、ブランド唯一にして最初のアイテムであるセラム『Hyper Clear』です。ビタミンC、E、そして麹酸とヒアルロン酸、そしてターメリック等を配合したクリーンでナチュラルなものですが、肌をクリアで滑らかにしてくれると同時に、色ムラも改善するようアプローチします」
無香料、無着色、パラベン等を一切配合せず、クリーン&安全第一で化粧品作りに取り組んだというデズリー。妊娠中に何を使ってもダメだったという彼女の肌も、今では自らのブランドの製品で劇的に改善されたという。そして、その確かな効果と同時に$36(=約¥3,800)という手の届きやすいプライスも現在注目を集める理由だ。ホルモンバランスの崩れからくる肌の揺らぎに悩んでいるなら、一度は試してみる価値あり。いまのところ「Hyper Skin」はこの1アイテムのみの扱いだが、今後のラインナップに注目したい。
ライター/横山正美
ビューティエディター/ライター/翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」やデジタルメディア「VOGUE CHANGE」等でビューティー記事や海外セレブリティの社会問題への取り組みに関するインタビュー記事等を執筆中。
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