ネイルブランド「Janet&Jo.」ファウンダーがブランドのシンボル“パイナップル”に込めた想い

ケンドラ・ウールリッジ

ネイルブランド「Janet&Jo.」ファウンダーがブランドのシンボル“パイナップル”に込めた想い

横山正美
横山正美
2020-10-15

ブラックライヴズマター運動をきっかけに、世界のビューティーシーンに続々登場するアフリカ系ファウンダーのブランド。中でも今アメリカのメディアで大きな注目を集めているのが、ネイルブランド「Janet&Jo.」だ。ファウンダーのケンドラがネイルの一つひとつに込めた想いーそれは、亡き母と祖母への誓いだった。

「ブランド名の「Janet&Jo. (ジャネット&ジョー)」は私の二人の祖母の名前から取りました。私は二人からとても大きな影響を受けました。ですが、祖母のジョーは乳がんで他界、そして母も同じ病気で亡くしました。だからネイルを作るなら、身体に有害な成分を排除しようと決心したんです」

ケンドラ・ウールリッジ
「Janet&Jo.」のファウンダー、ケンドラ・ウールリッジ

そう語るのは、今米「Allure」「Cosmopolitan」などのファッションメディアがこぞって取り上げているネイルブランドのファウンダーのケンドラ・ウールリッジだ。ベストセラーカラーの“An Entire Mood”を始め、そのレトロなルックスとアフリカ系の彼女ならではの感性が光るカラーラインは、どれも新鮮でコレクションしたくなるほどキュートだ。

Janet&Jo.
左から:AN ENTIRE MOOD, EARTH SIGN、THE PHOENIX、BITTERSWEET

「子供の頃からネイルが大好きで、思い通りのカラーが完成するまでいろんな色を混ぜて遊んでいました。ですが、ネイルはどうしても独特のにおいがありますよね。だから、それを見た母が、よく心配していました」

安全性と美しさを両立させたラグジュアリーネイルの誕生

母と祖母を乳がんで亡くした経験から、ネイルを作るにあたって様々な成分について独自に学びを深めたというケンドラ。そこで発見したのは、ネイルカラーには人体に害を及ぼす可能性がある成分が多く含まれているという事実だったという。

「特に発がん性物質が多く含まれていることを知ってからは、美しい発色と高いクオリティを両立させる代替成分のリサーチに格闘しました。とにかく、クリーンであることにこだわったんです。それこそが、祖母と母を乳がんで亡くした私が、このブランドを通じてみなさんに伝えたいメッセージですから」

こうして完成した「Janet&Jo.」のラグジュアリーなネイルカラーは、発がん性やアレルギー誘発、そして生殖問題との関連が疑われている10の成分を排除し、完全ヴィーガン、クルエルティフリー(動物実験なし)でありながら美しく見事な発色を実現した。

「自らの経験を人のために還元したいと思いました。ブランドを立ち上げるとは、そういうことだと思うんです」

パイナップルはホスピタリティの証

ところで、ブランドのローンチ時に、ケンドラが「Janet&Jo.」のシンボルに選んだのはパイナップルだ。そこにはどんな意味が込められているのだろうか?

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Janet & Jo. ™️(@janetandjo)がシェアした投稿 - 2020年 1月月29日午前6時59分PST

「パイナップルは“ホスピタリティ”のシンボルなんです。私のブランドは単なる化粧品会社ではありません。私たちは家族です。二人の祖母の名をブランド名にしたのも、母性や親の愛情へのオマージュなのですから」

そんな彼女がおすすめとして選んだのが、ブランドのスターカラーでもある「 WORK WIFE」というピーチピンクのネイルだ。

Janet&Jo
WORK WIFE

「カラーの一つひとつにはストーリーがあります。この”WORK WIFE”は家族のために一生懸命働いて、一家を取り仕切るボスでもある母親へのオマージュです。セクシーでありながら、強く自信に溢れたこの色は、とてもつけやすいカラーだと思います。TPOを選ばないので、オフィスやプライベートにぴったりだと思いますよ」

人気のトップ&ベースコートシリーズは発売と同時に即完売、”Confidence”を含む今秋のコレクションがリリースされたが、早くも完売の予感だ。

Janet&Jo
人気のトップ&ベースコートシリーズ
Janet&Jo
CONFIDENCE

「全ての肌色に似合うように作ったけれど、少しダークトーンの方が良く映えるかもしれません。組み合わせも自由ですから、どうぞみなさん安心してネイルを楽しんでくださいね」

ライター/横山正美

ビューティエディター/ライター/翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」やデジタルメディア「VOGUE CHANGE」等でビューティー記事や海外セレブリティの社会問題への取り組みに関するインタビュー記事等を執筆中。

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