セレブ御用達ヘアスタイリストが指南|センシティブスキン向け、健やかで美しい髪と頭皮のためのケア
センシティブスキンの人は、同様に頭皮や毛髪もセンシティブに傾いていることから、専用のヘアケアが必要だ。そこでピックアップしたのが、外的刺激に負けない安定した美しさをもたらしてくれる、ちょっとラグジュアリーなセンシティブスキンのためのヘアケアアイテムだ。
「もともと自分の髪は乾燥気味だとか、まとまりにくいと思っているなら、シャンプーやコンディショナーの成分には気をつけた方がいいと思う。特に頭皮が乾燥してしまうと、フケ等の原因になるだけじゃなく、かゆみやひりつきの原因にもなるからね」と米誌にこう語ったのは、ベラ・ハディッドやヘイリー・ビーバーらセレブのヘアケアを担当するヘアスタイリストのアンドリュー・フィッツシモンズ。つい最近自身の名前を冠したヘアケアラインをアメリカで発売したばかりの彼が、長年様々な頭皮や髪質の女性たちに触れてきて経験上注目しているのが、アミノ酸とココナッツオイル等のシードオイルを豊富に含んだ植物エキスベースのヘアケアアイテムだという。
「センシティブスキンの人は特にシャンプーで必要な油分や髪のプロテインの取りすぎに注意することが重要。これだけでも十分健やかでつややかな髪を保つことは可能だよ」。
一方で、あの『Queer Eye』のジョナサン・ヴァン・ネスも、同様に敏感肌の頭皮の油分コントロールの重要性を説いている。「おすすめなのが、ドライシャンプー。僕は自分にもクライアントにも、「QUAI」のドライシャンプーを使っているんだ。頭皮の油分のコントロールをしっかりしてくれるし、白っぽくならないから、毛髪と頭皮のケアには最適だと思ってる」。
洗顔でも手洗いでも、センシティブスキンの人はあまり洗浄力の強いものは避けた方が良いとはよく言われること。そこで冬に向かうこれからの季節、センシティブスキンの人のヘアを健やかに保ってくれるヘアケアアイテムを紹介したい。
エラバシェ/髪と頭皮の潤いに着目した、マダム・エラバシェのセンシティブヘアケア
1936年にフランスで誕生したブランド「エラバシェ」は、リコピンやフルーツ酸、そしてヒアルロン酸を世界で初めて化粧品に応用したパイオニアとしてセレブ愛用率の高い由緒正しきブランドだ。ホテルのアメニティとして採用されるなど、その安全性や効果の高さから、世界中に彼女のアイテムを愛してやまないファンが多い。そんなエラバシェからセレクトしたのが、きめ細やかな泡立ちでしっかり洗い上げると同時に、滑らかな仕上がりをもたらしてくれる、頭皮と毛髪に優しいシャンプー。オリーブオイルの高い保湿力で髪に健康的なツヤをもたらすトリートメントを併用すれば、センシティブなヘアもツヤツヤしなやかに。大容量なのも嬉しいポイントだ。
THREE/センシティブに揺れるヘアを美しく健やかに安定させるために
センシティブスキンの人の毛髪をリッチな泡立ちで包み込み、軋むことなく汚れをしっかりオフするシャンプー。そして、キューティクルを保護しつつ、髪の内部にぐんぐん入り込んで乾燥が引き起こすパサつきやゴワつきを改善するトリートメント。さらに、環境に揺らがない潤いに満ちた健康的で美しい髪をキープするための美容成分に富んだトリートメントヘアオイル。植物の芳香豊かなTHREEならではのヘアケアアイテムは、トータルで使えば敏感に傾いたヘアに安定した美しさとツヤをもたらしてくれること間違いなし。
ポール・シェリー/フィトアロマクラシー(植物主義)に基づいた頭皮ケアをルーティンに取り入れて
“フィト”はギリシャ語で植物、“アロマ”は植物が持つ芳香のこと。“フィトアロマクラシー”をブランド哲学に掲げる「ポール・シェリー」は、ハーブの産地として名高いマルタ島出身の皮膚科医学専門家のポール・シェリーが開発した、植物エキスベースの安全で効果的なスキンケアブランドだ。中でも今回注目したいのが、センシティブスキンのためのスキャルプ(頭皮)ケア。より健康で美しい髪を育むためには、頭皮環境を健やかに整えることが必要だ。そこで、頭皮の生理プロセスに着目し、頭皮の新陳代謝を高めるハーブを贅沢に配合したのがこのエッセンスなのだ。センシティブスキンは頭皮の乾燥から抜け毛等のトラブルも発生しやすいことから、頭皮のケアも抜かりなくルーティンに取り入れたいところだ。
ライター/横山正美
ビューティエディター/ライター/翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」やデジタルメディア「VOGUE CHANGE」等でビューティー記事や海外セレブリティの社会問題への取り組みに関するインタビュー記事等を執筆中。
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