生産者の顔が見えるお米でできたアルコールハンドスプレーが新発売
外出するといたるところで消毒し、帰宅後も手指消毒をするというのが、新たな習慣になりました。アルコールが不足していたころとは違い、自分自身で消毒用にハンドスプレーを持ち歩かなくても消毒はできますが、毎日、何度も使うものだから、その作られた背景も知っていると安心ですよね。そんな安心をくれるトレーサブルなアルコールハンドスプレーが2020年10月1日「ファーメンステーション」から発売されます。
生産者の顔が見えるファーメンステーションのものづくり
「ファーメンステーション」は、岩手県奥州市の提携農家が作った有機JAS米からオーガニックエタノールを製造しています。エタノール製造過程で生成される発酵粕は、化粧品の原料などに活用され、廃棄物ゼロで環境への負荷を最小限にしたものづくりを行うだけでなく、地域での循環型事業も実現しています。地域に根差し、生産者の顔が見えるものづくりだけでなく、何年に生産したお米で、いつ発酵し蒸留したのかまですべてトレースできるという徹底ぶり。しかも、原料からエタノールを製造しているのは国内では数少なく、さらにオーガニック認証を受けているのはファーメンステーションのエタノールだけなんです。そのため化粧品や雑貨の原料として大手化粧品メーカーなどへの販売も行っていて、国産オーガニック米のエタノール使用と表記されているものは、ファーメンステーションのエタノールということになります。そんな原料からすべてを手掛けているブランドのオリジナルハンドスプレーは期待が高まります。
化粧品クオリティの高濃度アルコールスプレー
コロナ禍で一気に注目を浴びることとなったアルコールハンドスプレーですが、ファーメンステーションでは、ずっと前から構想があり、ようやく製品化にこぎつけたのだそう。「渾身の新作です」と話すのは、ファーメンステーション代表の酒井里奈さん。アルコール濃度70w/w%のハンドスプレーは、すっきり爽やかなペパーミントと、ほんのりお米の香りがする無香料の2種類です。全体の7割を占めるアルコールは、自社の有機JAS米を発酵、蒸留させたものが使用されているのはもちろん、さらに美容成分である自社のオリジナルオーガニック発酵原料の米もろみ粕エキスが配合されています。これにより抗酸化作用、抗老化作用、ヒアルロン酸保持効果があることが、外部分析機関での検査結果で認められています。手肌に使用するので、化粧品クオリティの商品を開発したそうです。毎日、何度も使うものだからこれはうれしいですね。さらに、容器も環境に配慮し、ペットボトルをリサイクルした再生P E Tが使用されています。肌にも環境にもやさしいハンドスプレーです。
アルコールスプレーが品薄だった時期に、ファーメンステーションのライスエタノールを購入しハンドスプレーを作っていた筆者にとって、より肌にやさしいハンドスプレーの登場はかなりうれしい。乾燥で手荒れが気になる季節、ケアしながらアルコール除菌ができるのは助かりますね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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