ヨガティーチャー同士のカップル、リアルストーリー

 ヨガティーチャー同士のカップル、リアルストーリー
ヨガジャーナル編集部
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エリック・パスケル & リナ・ジャクボウイッツ

ティーチャーカップル
エリック・パスケル & リナ・ジャクボウイッツ

一見すると不釣り合いなカップルに見えるかもしれない。エリックの体にはタトゥーが刻まれていて、ヨガのレッスンではロックとR&Bを流している。一方、リナは伝統を重んじていて、レッスンでは進んでサンスクリットを詠唱している。


しかし、フロリダ州ハリウッドで開催されたヨガジャーナルコンフェレンスでふたりが出会って以来、ふたりは事実上切っても切れない仲になっている。それから3年半経った今、ふたりは世界中で開催されるワークショップで指導するほか、カリフォリニア州スタジオシティーに構えた自らのヨガスタジオで助け合いながら指導をしており、ふたりの関係は発展し続けている。

「正直に言うと、私の方が彼に打ち解けるのに苦労したんです。私は秩序が好きだし、彼は何をしでかすかわからない危険人物で、そういうところに私は不安感を覚えるから。」パスケルと一緒にいるために、マイアミから引っ越してきたジャクボウイッツはこう話している。「でも、何年も経って、お互い相手の弱みと強みに自分を合わせることができるようになって、束縛を受けずにほんとうの自分になることができました。」

パスケルによれば、ふたりの指導方法はまったく異なっているが、ジャクボウイッツの控えめな性格は、パスケルの陽に対して申し分のない陰なのだという。「僕たちは本質的に、計画的に道を敷いてきて、一緒に仕事をする方法を学びながら、この道を一歩ずつ歩んできた。僕たちは今でも学び続けているんだ。ひとりで指導や講義をするというのは、全く別の経験だ。僕たちは一緒に仕事をすることを自分たちに課した。なぜって、そうすることによって成長できるし、執着心を絶てるってことがわかっていたから。 この挑戦は突き詰めれば、自我の問題に行き着く。どちらの自我も多少打撃を受けたことは否めないが、ふたりはほんとうに信じられないような経験ができたんだ。」

ブライオニー・スマイス & ダイス・イイダ - クレイン

ティーチャーカップル
エリック・パスケル & リナ・ジャクボウイッツ

セイドマンとイーのカップルと同じように、ブライオニー・スマイスとダイス・イイダ・クレインのふたりもマットの上で出会った。そしてその直後から、恋愛、結婚、二人三脚の事業の成功という道を辿ってきた。しかし、やはりセイドマンとイーと同じように、私生活と仕事のバランスを取るのに苦労してきた。

「私はかねてから結婚によって何もかもひとつになることを望んでいました。つまり、夫と一緒に働きたかったんです。今でもまだそれは可能だと思っていますが、私が失敗したのは、ダイスが何を求めていたのかわかっていなかった点です。私は事業家でありヨギであって、この10年間を、ふたりの事業を確立することに費やしてきました。事業のさまざまな面でダイスに嫌な思いをさせてしまいました。私はダイスが求めていたものを理解していなかったんです。自分のしたいことをひたすら推し進めてしまいました。」

イイダ・クレインはこの記事へのコメントを差し控えたが、スマイスはふたりが今、「休みを取って自分たちの問題に取り組んでいるところだ」と言った。しかし、仕事によって私生活に緊張が生まれるとしても、スマイスは今でもまだ夫と一緒に指導していくつもりだ。

「ダイスはとても身体的なタイプで、独自の練習によって気持ちを集中させて落ち着かせています。私を救ってくれるヨガの教えはまさにそれなんです。ほかのヨギとやりとりして、ヨガがどんなふうに役立っているのか見ると、前進し続けよう、ヨガへの情熱を分かち合おうという気持ちが高まります。私たちふたりはアプローチが全く異なりますが、ふたりともあらゆる道が最終的にはひとつの真実につながると信じています。ヨガは自己への道だと考えているのです。」

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Text by Dana Meltzer Zepeda
Translated by Setsuko Mori



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