密林に眠る古代マヤ遺跡を求めて|6年間世界を旅した夫婦の記録Vol.4

 密林に眠る古代マヤ遺跡を求めて|6年間世界を旅した夫婦の記録Vol.4
TABISURUSUZUKI
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ゆるさが好きです。未発掘のピラミッドも入りたい放題

コケだらけのピラミッドをのぼる
コケだらけのピラミッド/Photo by TABISURUSUZUKI

この遺跡まだまだ未発掘なものが多くて、ちょっと奥の方に行くと崩れたりコケだらけのピラミッドが放置されています。道を歩いて盛り上がっている場所があれば、きっとそれはピラミッド。

未発掘のピラミッドもたくさんある
Photo by TABISURUSUZUKI

足元にはまだまだ遺跡物が眠っているんでしょうね。けど、そんな大切なところなのに、整備されていないどころかほぼどこでも入っていい。ずかずか大切な遺跡を入場者が踏んでいく。おかげで私達も好きなところに行ける。このゆるさがグアテマラらしく好きです。

かつて5万人ほどの人口が住んでいた大帝国。当時は山手線内の約1.5倍の大きさがあった。その帝国がなぜ滅んでしまったは未だ謎に包まれてしまったのか…なんてことに思いを馳せながら、じっくり遺跡を二人で歩き続けます。

やっぱり本当のパワースポットだった?!

半日堪能して宿に帰ってきて、最後の奇跡が起こりました。なんとダンナの熱が下がって元気に。その後の旅でもぶり返すことなく元気に旅を続けていました。「僕も途中から体が軽くなっていったんだよね。薬が効いたのかと思ったけど切れてからももう平気だよ」なんて本人も驚いている様子。不思議なこともあるものです。じゃあやっぱりあれはパワースポットだったんだねー。なんて二人でわははと笑って話しました。

憧れの遺跡は私達にとても嬉しいお土産をくれました。「あ、けど君の強行突破のことはもちろん覚えてるからね」と当然のごとく言われ…。いくらパワースポットでも鬼嫁レッテルだけはとれなかったのでした。

ライター/旅する鈴木
ヨガ講師の”ヨメ”と、映像作家の”ダンナ”による旅夫婦ユニット。2011年より世界一周旅行を始め、アフリカ縦断、エベレストベースキャンプまでの登山、インドでのヨガ修行などを経て7年経った現在も未だ続いている。旅中は絶景の中ヨガをしたり現地の人に教えてヨガを広める。旅の様子を伝える映像ブログ「旅する鈴木」が第18回文化庁メディア芸術祭の推薦作品に選出。CM、ラジオ、雑誌など各種メディアにも出演。

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