寝起きの体がだるい原因はあの習慣?スッキリ起きるための夜の過ごし方【ヨガと睡眠 ♯4】
就寝前に、リラックスを得るというヨガの練習を
ヨガの練習には様々な側面があります。強さを求め肉体を動かすことも、内側に五感を向け集中することも、心静かに座ることも、ヨガの練習の一つの側面です。同じように緊張の解放は、ヨガの練習の一つの側面です。リラックスを得るという練習は時に肉体を動かす練習よりも困難なので、ぜひ繰り返し練習をしてみて下さい。夜の練習には、幾つかのアーサナと余裕があればヨガニードラを組み合わせます。アーサナは、自律神経を調整し、副交感神経を優位に立たせるアーサナを取り入れます。
・股関節を開くポーズ(亀のポーズ、バッタコナアーサナなどの開脚系ポーズ)
・背骨周りの緊張を解放するポーズ(キャット&カウ、ガス抜きのポーズなど)
・横になった状態での腹式呼吸
など、主に股関節と背骨を意識した動きを取り入れ、腹式のゆったりとした呼吸も一緒に行うと良いでしょう。股関節を開く動きは副交感神経を優位に立たせるので、時間がない日は開脚系のアーサナに重点を置きます。時間の余裕がある日は、アーサナの後にヨガニードラの練習を行いましょう。
可能であればマットの上、またはベッドとは別のスペースで行います。睡眠とヨガニードラの練習を分けることで、よりリラックスを得る練習としてのヨガニードラを実践することが出来ます。
ヨガニードラの具体的な実践方法については、【ヨガと睡眠#2】をご参照下さい。ここで挙げた例もあくまでも一例なので、こうでなくてはいけないという決まりはありません。ぜひ、楽しみながら自分に一番合うリラックス方法を見つけて、朝にスッキリと目覚められる体質をつくっていきましょう。
ライター/井上敦子
15年間の会社員生活を経てヨガ講師に転身。不眠症をヨガで克服した経験を持つ。リラックスが苦手だった経験から、ヨガニードラを通じてリラックスの本質を伝えるクラスを展開。週に8本のヨガニードラのレギュラークラスを持つ他、指導者養成講座やコラム執筆等ヨガニードラの普及に努めている。Instagram:@yoga_atsuko.inoue
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