鉄分不足を防ぐ!朝の「トースト」にのせると良い秋の食材とは?|管理栄養士が解説
朝晩は涼しく、日中はまだ暖かい日もある秋。気温差が大きくなる時期は、体調管理が気になる方も多いのではないでしょうか。そんな時こそ、毎日の食事から必要な栄養素を意識して摂りたいものです。今回は、体内で酸素を運ぶ働きに関わる「鉄」に注目し、秋から冬にかけて取り入れたい食材と、朝食におすすめのトーストレシピをご紹介します。
鉄分は体にとって大切な栄養素
鉄は、赤血球に含まれるヘモグロビンの構成成分で、全身に酸素を運ぶために欠かせないミネラルです。不足すると鉄欠乏性貧血などにつながることがあります。
食品に含まれる鉄には、主にヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。ヘム鉄は肉や魚などに、非ヘム鉄は野菜などに含まれます。ヘム鉄は非ヘム鉄より吸収されやすく、ヘム鉄を利用することで非ヘム鉄の吸収もよくなります。
日々の食事で、さまざまな食品から鉄を摂ることを意識しましょう。
鉄分を補う食材
①さんま
秋の味覚として親しまれるさんまは鉄分を含む魚の一つで、生のさんま(皮つき)には、可食部100g当たり1.4mgの鉄が含まれています。
さんまを調理する時間がない時は、さんまのかば焼き缶を活用するのもおすすめです。缶詰なら下処理の手間が少なく、味付けもされているため、手軽に料理に取り入れられます。
② ほうれん草
秋から冬に取り入れたいほうれん草は、鉄分を含む緑黄色野菜です。通年市場に出回っていますが、農林水産省によると、11月から1月にかけて甘みが増しておいしくなります。
ほうれん草の鉄分は生の状態で可食部100g当たり2.0mg、ゆでた状態では0.9mgです。
忙しい朝などには、下ごしらえの手間が少ない冷凍ほうれん草が便利です。必要な分だけ取り出して使えるので、無理なく野菜をプラスできます。
さんま缶とほうれん草の簡単のせるだけ簡単トースト
【材料・1人分】
・食パン 1枚
・さんまのかば焼き缶 50g
・冷凍ほうれん草 40g
・とろけるチーズ お好みで
【作り方】
1. 冷凍ほうれん草を電子レンジで加熱し、水気をしっかり切ります。
2. さんま缶は軽く汁気を切り、身をほぐします。
3. 食パンにほうれん草とさんまをのせ、お好みでチーズをのせます。
4. トースターで焼き色がつくまで焼いたら完成です。
さんま缶のうま味とほうれん草の組み合わせで、手軽ながら食べ応えのある一品に。さんまのかば焼き缶には味が付いているため、追加の調味料を用意する必要がなく忙しい朝にもおすすめです。
まとめ
鉄分は、毎日の食事で意識して摂りたい栄養素です。秋の味覚であるさんまと、秋から冬にかけておいしさが増すほうれん草は、どちらも食卓に取り入れたい食材。
缶詰や冷凍品を活用すれば、忙しい朝でも手軽に準備できます。いつものトーストに具材をプラスして、朝食のレパートリーを広げてみませんか。
参考文献
1. 厚生労働省「鉄」e-ヘルスネット
2. 文部科学省「食品成分データベース」日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 魚介類/<魚類>/さんま/皮つき/生
3. 文部科学省「食品成分データベース」日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 野菜類/ほうれんそう/葉/通年平均/生
4. 文部科学省「食品成分データベース」日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 野菜類/ほうれんそう/葉/通年平均/ゆで
5. 農林水産省「もっと知りたい葉物野菜」
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