朝の「ヨーグルト」に混ぜるだけ。秋の乾燥対策におすすめの食材3選|管理栄養士が解説
朝晩の空気がひんやりしてくると秋の訪れを感じますね。日中も過ごしやすい日が増える一方で、夏に比べて、鼻・のどの粘膜や、肌の乾燥など悩みを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。肌が乾燥するとかさつきやごわつき、赤み、かゆみなどが見られることがあります。また、鼻やのどの粘膜が乾燥すると、ウイルスの侵入を防ぐバリア機能が低下し、風邪をひきやすくなる場合があります。こうしたトラブルを防ぐためには、日頃からのケアの積み重ねが大切です。今回はヨーグルトをベースに、食事から乾燥に備えるための工夫を解説します。
乾燥が気になる季節に摂りたい栄養素
皮膚や粘膜の健康を維持するために特に意識したい栄養素は、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、たんぱく質です。
加えて、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化成分、亜鉛などたんぱく質の合成をサポートする栄養素を補っていきます。
主食・主菜・副菜が入る栄養バランスの良い食事を意識することで、これらの栄養素をそろえやすくなります。
ヨーグルトの特長を生かしながら、3つの食材で栄養を補給
ヨーグルトは水分やたんぱく質、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB2などの栄養を補給できる食品です。朝食だけでなく間食としても取り入れることができます。
ここからは、ヨーグルトに混ぜやすく、手軽に栄養をプラスできる食材を3つ紹介します。
・キウイ
特にゴールデンキウイには、ビタミンCが1個当たり約150㎎含まれます。ヨーグルトとの相性もよく、角切りやスライスして加えるのもおすすめです。
これから旬を迎える柿にもビタミンCが含まれています。冬はみかん、春はいちごもいいですね。季節に応じて、旬の果物をうまく活用しましょう。
・アーモンド
アーモンドにはエネルギー産生栄養素(三大栄養素)の他に、食物繊維やビタミンB群、ビタミンE、カリウム、カルシウムなどの栄養素がバランスよく含まれます。
普段の食事にプラスすることで、不足しやすい栄養素の補給に繋がります。一方で、アーモンドには脂質が多く含まれます。脂質の摂りすぎにならないよう、少量をトッピングするのがおすすめです。
・くり
秋の味覚であるくりは、アーモンドと同じ種実類に分類されます。種実類は、発芽に必要な栄養素を備えるために、栄養価が高いものが多いのが特徴です。
くりには炭水化物、ビタミンB1、ビタミンCが含まれます。むき栗や甘露煮を細かく砕いてヨーグルトに入れると、季節感を感じながら、栄養素を補給できます。
乾燥が気になる季節に意識したい『水分補給』
乾燥に備えるためには水分不足にならないよう、こまめな水分補給も大切です。気温が下がってくると、暑い季節に比べて、気づかないうちに水分摂取が減る方もいらっしゃいます。
必要な水分量を簡易的に計算する方法として、体重1kgあたり30~35mL程度を目安にする考え方があります。
ただし、これは飲み物だけでなく、食事に含まれる水分も含めた量です。年齢や体格、活動量、気温、食事内容、持病による水分制限などによって必要量には個人差があるため、状況に応じて調整しましょう。
乾燥が気になる季節には、食事内容と水分量の両方を意識し、本格的な秋、冬に向けて、今からできる工夫を少しずつ取り入れていきましょう。
・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
・化学同人「基礎栄養学 第3版」
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