尿の泡立ちが気になった日に。 腎臓をいたわる「1日整え食」管理栄養士がアドバイス

尿の泡立ちが気になった日に。 腎臓をいたわる「1日整え食」管理栄養士がアドバイス
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松田 真紀
松田 真紀
2026-02-13

トイレのあと、「今日はいつもより泡が残っている気がする」。 そんな小さな違和感に、気づいたことはありませんか。 尿の泡立ちは、尿の勢いや便器の状態、脱水による濃縮尿など、さまざまな理由で起こります。 一方で、泡が消えにくい状態が続く場合には、尿中にたんぱく質が含まれている可能性もあります。すぐに心配しすぎる必要はありません。けれど、体からのサインかもしれないと思った日には、少しだけ生活を“整える”選択をしてみるのもひとつの方法です。今日は治療ではなく、いたわる1日。腎臓を思いやる「1日整え食」をご紹介します。

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尿の泡立ちとたんぱく尿

腎臓には、血液をろ過する「糸球体(しきゅうたい)」というフィルターがあります。
通常、体に必要なたんぱく質(主にアルブミン)は体内に保たれ、尿にはほとんど出ません。

しかし、糸球体のフィルター機能が弱まると、たんぱく質が尿中に漏れ出すことがあります。これが「たんぱく尿」です。

泡立ちが長く残ることが、そのサインのひとつになる場合もあります。

ただし、泡立ちだけで腎機能の異常を判断することはできません。
違和感が数日続く場合は、医療機関での検査が安心です。

「1日整え食」の考え方

目的は、“腎臓を休ませる”ことではなく、体全体に負担をかけにくい食事に整えること。

意識したいポイントは4つです。

1. たんぱく質は控えめに、質を意識する

健康な方が極端に制限する必要はありません。
食べすぎを避け、豆腐や魚など消化にやさしいものを適量に。

2. 塩分は控えめに

目安は1日6g未満。
加工食品や外食を避け、薄味を心がけます。

3. 野菜はしっかり

腎機能に問題がない場合、野菜の制限は不要です。
彩りよく取り入れ、バランスを整えましょう。

※腎機能に不安がある方は、医師の指示に従ってください。

4. 水分はこまめに

一度に大量に飲まず、常温の水を少しずつ。
起床後の水分補給は、夜間に失われた水分を穏やかに補う目的で。

腎臓をいたわる「1日整え食」例

朝|やさしく始める

  • 起床後に常温の水 150〜200ml
  • 白がゆ(茶碗半分)
  • すりおろしりんご 少量
  • 具少なめの味噌汁(薄味)

消化にやさしい内容を中心に。
たんぱく質は控えめでOKです。

昼|必要な栄養を適量に

  • 白ごはん 小盛り(100g)
  • 湯豆腐 50g
  • かぼちゃやにんじんの煮物
  • きゅうりの酢の物(薄味)

適量のたんぱく質をとりつつ、塩分は控えめに。

夜|軽めに整える

  • 野菜スープ(玉ねぎ・キャベツ・大根など)
  • 白ごはん 小盛り
  • 油は小さじ1/2程度まで

夜は食べ過ぎを避け、消化にやさしい内容に整えます。

飲み物の選び方

  • 水や白湯を中心に
  • カフェインは摂りすぎない
  • 利尿作用のある飲み物も、適量を意識

極端な制限は不要ですが、“過剰”を避けることが大切です。

こんなときは医療機関へ

  • 泡立ちが数日以上続く
  • むくみが気になる
  • 健診でたんぱく尿を指摘された
  • 血圧や血糖が高め

自己判断せず、早めの検査を。

尿の泡立ちは、体が教えてくれる小さな変化。怖がるよりも、「今日は少し整えてみよう」と選べること。それが、これからの10年を守る静かな習慣になります。

腎臓を“治す”のではなく、日々をいたわるという選択を。

※本コラムは一般的な栄養情報を目的としたものであり、診断・治療を代替するものではありません。症状が続く場合は医師・管理栄養士にご相談ください。

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