家の中でなぜか気になる場所、使いづらさに感じる違和感。そこには「今の自分」に気づくための理由がある

家の中でなぜか気になる場所、使いづらさに感じる違和感。そこには「今の自分」に気づくための理由がある
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なぜか気になる場所、使いづらさに感じる違和感。そこには、今の自分からのメッセージが隠れています。 片付けを通して「今の私」に気づく、整え方について書きました。

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小さな違和感に、気づき始めたとき

片付けたい気持ちが、ふと湧いてくる瞬間がありませんか?

(いつもという方もいらっしゃるかもしれませんが)それは、時間に余裕ができたときや、これまで気にならなかった小さな不便が、急に引っかかり始めたとき。

自分の時間が少しずつ持てるようになると、「非効率なこと」が目につくようになります。これまで余裕がなくてスルーしていた違和感に、スポットライトが当たってしまう感じ。もともと合理的で、効率的なことが好きな人ほど、暮らしの中のちょっとした使いにくさを、見過ごせなくなるのかもしれません。

片付けは「学ぶこと」ではなく「気づくこと」

片付けというと、「正しいやり方を学ぶこと」「上手に収納すること」だと思われがちです。

でも、片付けが進まない理由は、方法を知らないからとは限りません。多くの場合、「今の自分が、何に違和感を感じているのか」に気づいていないだけ。整理収納アドバイザーとして、こうしたお悩みをたくさん聞くうちに、強く思うようになりました。

片付けは、片づけ方を学ぶ時間ではなく今の自分に気づくための入り口だということ。

食器棚
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整えたくなる場所には、理由がある

ある方が、どうしても整えたいと感じていたのはキッチンでした。

料理が好きで、作家さんの器も好き。

でも、食器棚は使いにくく、しまい方も整っていない。その結果、気に入っているはずの器があるのに、いつも同じものばかり使ってしまう。それが、ずっと小さなストレスになっていました。また、よく使う引き出しなのに、長く使っていない大きな泡立て器が引っかかって開けづらい。なんとなく不便だけれど、「こんなものだ」と我慢して使い続けていたそうです。

片付けを学び、ひとつずつ見直していく中で、その方が気づいたことは、使っていないモノが、思っていた以上に入っていたこと。出番のない器、使わなくなった道具、「いつか使うかも」と取っておいたものたち。自分にとって不必要なモノがたくさんあることで、暮らしにはストレスがかかっていきます。

整えたかったのは、キッチンそのものではなく、好きなことを、気持ちよく楽しめていない自分だったのかもしれません。

今の自分に必要ないモノを手放すことで、あきらめかけていた叶えたい暮らしが、少しずつ戻ってきました。

少しずつでも、ちゃんと前に進んでいる

片付けは、暮らしを整える作業であると同時に、自分を観察する時間でもあります。

どこが気になるのか。何が使いづらいと感じているのか。それは、今の自分の価値観や余裕を映し出しています。

「全部やらなきゃ」と思う必要はありません。10分しか時間が取れない日もあります。でも、その10分は、1週間で1時間以上になります。少しずつ、不要なものを手放す練習をしているということ。ちゃんと、前に進んでいます。

今日は引き出しひとつ。ちょっと開けて、「これは今の私に必要かな?」と考えただけ。それでも十分です。

暮らしを整えることは、自分をよくするためではなく、今の自分を知るための時間です。

片付けたいと感じたその気持ちを、「やらなきゃ」ではなく、「気づいてあげる」ことから始めてみてください。

では、タイマーをかけて、10分だけ。必要ないモノを、そっとよけていくところから始めてみましょう!

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