「新生活の不安」を解消するヨガ哲学の教えは?【ニャンティの突撃インタビュー!♯乳井真介先生】

 「新生活の不安」を解消するヨガ哲学の教えは?【ニャンティの突撃インタビュー!♯乳井真介先生】
Nanayo Suzuki
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ニャンティ:バガヴァッド・ギーター』…聞いたことがあるけれど、それってどういうものなんですかニャ?

ニャンティ
Illustration by Nanayo Suzuki

乳井先生:バガヴァッド・ギーター』は『ヨーガ・スートラ』と並ぶヨーガの根本経典の一つだよ。今から2000年ほど前、紀元前後の時代に成立したとされる世界最長の叙事詩『マハーバーラタ』の一部で、人が人生に迷ったとき、何を基準にどのような行動を取っていけば悟りに至れるのかを解説しているんだ。

乳井先生
Illustration by Nanayo Suzuki

ニャンティ:そんなに昔からある経典なんだニャ。でもそんな古典の経典から「環境の変化」についてのお勉強ってできるんでしょうか?

乳井先生:バガヴァッド・ギーター』の第2章48節に「執着を捨て、成功と不成功を平等のものと見て諸々の行為をせよ」という一節があるよ。成功するとか失敗するとか、結果を気にするのではなく、その時自分がやるべきことに一瞬一瞬全力で取り組んでいきなさいという教えなんだ。環境が変化した時、新しい環境でうまくなじめるかどうかついつい不安になってしまうかもしれないけれど、うまくいくかどうかをあれこれシミュレーションして環境(外界)をコントロールしようとするのではなく、自分に与えられた目の前の仕事(やるべきこと)を一つ一つしっかりこなしていくことが大事だということを教えてくれているよ。ちなみに、この「自分自身がやるべきことに全力でとりくむこと」をヨガ哲学では“ダルマ(義務)”というんだ。

ニャンティ:自分のやるべきことに全力で取り組むことがダルマ(義務)…? ダルマについて詳しく教えて下さいニャ! 

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Text&Illustrations by Nanayo Suzuki



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乳井先生
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