40代から下腹ぽっこりが目立つのは“体幹の弱さ”が原因。体幹を強くし内臓が上がりやすくなる腹横筋エクサ
「体重は変わらないのに、お腹まわりがぼてっとしている」「たるんとしたお腹のお肉をどうにかしたい」という悩みを抱えていませんか? 気になるお腹のお肉の原因は、脂肪だけではなく、“体幹の弱さ”によって起こる姿勢の乱れが関係しているかもしれません。体幹を整えると、骨が正しい位置に戻りやすくなるので、お腹まわりもスッキリとします。今回は、体幹を鍛えてお腹まわりの筋肉をスッキリするエクササイズをご紹介します。
体幹とは筋肉、骨格、内臓を含めた胴体部分
体幹とは、頭部や四肢を除いた「胴体」部分のことを言います。インナーマッスルやアウターマッスルなどの筋肉だけでなく、骨格や内臓も含めた胴体部分のことです。
体幹部分にある筋肉は、胸やお腹、背中、腰、お尻といった中心部分の筋肉なので、姿勢の維持には欠かせません。体幹が弱ると、「猫背」や「反り腰」などの姿勢の悪さだけでなく、内臓の位置も変わってきてしまいます。腹部の深層部分にあるインナーマッスル「腹横筋(ふくおうきん)」は、コルセットのように内臓を囲んで支えています。また、骨盤の底にあるインナーマッスル「骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)」は、ハンモックのように下から内臓を支えています。
腹横筋、骨盤底筋群が弱ってしまうと、内臓が下がってきてしまいます。その結果、下腹が押し出されて、お腹がぽっこりに見えてしまうのです。
内臓を支えているインナーマッスル「腹横筋」
内臓を支えているインナーマッスルを鍛えることで、内臓が元の位置に戻りやすくなります。また、腹横筋は、腰部や骨盤を安定させる役割もあるので、腹横筋を鍛えることで、姿勢の改善にもつながります。
他にも、呼吸の補助の役割もしています。腹横筋が収縮することで、呼吸に欠かせない筋肉である「横隔膜(おうかくまく)が押し上げられ、息をしっかりと吐くことができます。体幹の一部分である腹横筋を意識して鍛えることで、お腹まわりがスッキリする以外のメリットも得られます。ぜひ鍛えていきましょう。
体幹を強くし、お腹をスッキリさせる腹横筋エクササイズ
体幹を強くしてお腹をスッキリさせるために、腹横筋を鍛えるエクササイズをご紹介します。
①まずは誰でも手軽に行える腹横筋トレーニングから。両ひざを立てた状態で、仰向けに寝ます。腹筋群がきちんと働いているか確認するために、手のひらをお腹にあてます。
②息を吸い、お腹を背骨側に近づけるイメージでお腹をへこませながら、口から息を吐きます。しっかりと息を吐き切りましょう。
③こちらを5〜10回ほど繰り返します。
④両ひじをついて、上半身を起こします。肩の下にひじがくるようにしてください。ひざの位置は、股関節の真上あたりで、ひざと足首が90度程度の角度です。
⑤足首の90度を保ったまま、両ひざを胸に引き寄せます。下腹部にグッと力を入れます。
⑥ひざを股関節の真上あたりの位置に戻します。ひざを引き寄せたり戻したりを5回ほど繰り返します。お腹の力が抜けないように気をつけて行ってください。
動画で動きを確認したい方はこちら
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