余り野菜が驚くほどおいしくなる。ごぼう・ねぎ・カブを“漬けるだけ”で旨みと栄養が引き立つ常備菜

余り野菜が驚くほどおいしくなる。ごぼう・ねぎ・カブを“漬けるだけ”で旨みと栄養が引き立つ常備菜
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食材は無駄にしたくないのに、中途半端に残ってしまっている野菜はありませんか?切って漬けるだけで、野菜のうま味と栄養がぎゅっと凝縮され、日持ちもアップする「漬けておくだけ常備菜」をご紹介します。冷蔵庫に眠っている野菜が、食卓に彩りを加えます。シンプルな組み合わせで驚くほど美味しい3つの「漬けるレシピ」をご紹介します。

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【香ばしさとだしの旨みがじんわり染みる】 ごぼう×白だし

ごぼうはさっと下茹でしてから白だしに漬けるだけ。ごぼう特有の香ばしさと、白だしのやさしい旨みが絶妙にマッチします。お弁当の副菜や、刻んで混ぜご飯の具にしても◎。

保存期間:冷蔵庫で3~4日
栄養ポイント:ごぼうは食物繊維が豊富で、腸内環境を整え免疫力アップに!だしのうま味で塩分控えめでも美味しく食べられます。

ごぼう 下茹で
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作り方

・ごぼう1本は輪切りかささがきにして、2〜3分下茹でする。
・水気を切って、白だし大さじ2+みりん小さじ1+水大さじ1に漬ける。
・半日ほどおくと味がなじんで食べ頃。

ささがきごぼう
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【香ばしくて万能!ごはんのおともや調味料にも】ねぎ×オリーブオイル

余りがちな長ねぎは、オリーブオイルで漬けるとまるでイタリアンな万能調味料に。焼き魚や冷ややっこ、パスタの仕上げにかけても絶品です。

保存期間:冷蔵庫で1週間ほど
栄養ポイント:オリーブオイルのオレイン酸が悪玉コレステロール値を低下させ、ねぎの香り成分アリシンが血行促進、風邪予防に◎

作り方

・長ねぎ1本を小口切りにして、耐熱容器に入れる。
・ふんわりラップをして電子レンジで1分加熱。
・粗熱が取れたら、オリーブオイル大さじ3+塩ひとつまみ+レモン汁少々を加えて混ぜる。

アレンジ→ツナやポン酢を加えて「ねぎツナ和え」もおすすめ。

ねぎ マリネ
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【ほんのり甘くてやさしい発酵の味】カブ×塩麹

塩麹の力でカブが驚くほど柔らかく、まろやかに。葉付きなら葉も一緒に漬けて彩り豊かに仕上げましょう。

保存期間:冷蔵庫で3~4日
栄養ポイント:塩麹の発酵パワーで腸内環境を整え、カブのビタミンCで疲労回復に!

作り方

・カブ2個を薄切りにして、葉は細かく刻む。
・ポリ袋に入れ、塩麹大さじ2を加えて軽くもみ込む。
・冷蔵庫で3時間〜半日おいて完成。

アレンジ→サラダのトッピング、または刻んでおにぎりの具にしても美味。

かぶ 浅漬け
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■ まとめ

ごぼうは香ばしく、ねぎは香り豊かに、カブはまろやかに。「漬けるだけ」で、野菜の魅力がぐっと引き出されます。あと1品欲しい時にもピッタリ!残った野菜はぜひ漬けて常備菜にしてくださいね。

【参考】
JAグループ/ゴボウ|とれたて大百科|食や農を学ぶ
JAグループ/秋・冬の旬野菜ネギ
JAグループ/春・冬の旬野菜カブ

ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。

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