50・60代におすすめ!毎日でも飲むべき「体のコゲ(糖化)」を防ぐ飲み物|管理栄養士が解説
体のコゲ(糖化)についてご存知でしょうか? こんがり美味しそうに焼けたトーストや焼き鳥の焼き目など、食品のコゲを楽しむことはあるかと思いますが、実はこの「コゲ」は私たちの体内でも起こっているのです。なんとなくこの体に悪そうな「体のコゲ(糖化)」について、体への影響と、対策効果が期待できる飲み物を管理栄養士が解説します。
「体のコゲ(糖化)」とは?

体内にある余分な糖質とたんぱく質が結びついて細胞を劣化させる現象を「体のコゲ(糖化)」と呼びます。
糖化が起こるとAGEs(終末糖化産物)という物質が作られます。このAGEsが体内の受容体にくっつくと細胞を攻撃して炎症を引き起こすとされています。細胞がダメージを受けることで、お肌のたるみやシワ、動脈硬化(血管が固く、もろくなる)の原因になると言われています。
「体のコゲ(糖化)」を防ぐ飲み物とは?
糖化を防ぐには、以下のポイントを押さえることが重要です!
AGEsの生成を抑える
AGEsの分解を促す
食後の高血糖を抑える
以上のポイントを押さえた、毎日でも飲みたい「体内のコゲ防止ドリンク」を紹介します。
お茶
緑茶、紅茶、烏龍茶などのお茶類には高い抗糖化作用が期待できます。
特に緑茶に含まれるカテキンは抗酸化作用があり、糖化反応を抑制し、AGEsの生成を抑える効果が期待できます。
カモミールティー
血液中のAGEsを低減し、肌の弾力性を回復させる効果が期待できます。
お酢ドリンク
食中や食前にお酢を摂取することで血糖値の上昇を穏やかにします。
加糖されてないお酢を大さじ1杯程度、水や炭酸で割って飲むのがおすすめです。
これからの季節におすすめ!糖化を防ぐ飲み物レシピ
「ブルーベリーティー」
紅茶だけでも抗糖化の作用が期待できますが、ブルーベリーに含まれる成分「アントシアニン」にもAGEsの産生を防ぐ効果があると報告されています。
ブルーベリーには血糖値の上昇を穏やかにする食物繊維も含まれるため、2つの効果で糖化を防ぐ効果が期待できます。
作り方もとても簡単です。
カップに冷凍ブルーベリーとティーバッグを入れて、熱湯を注ぎ、好みの濃さになるまで蒸らすだけです。
ブルーベリーの風味と優しい甘さでノンシュガーでもおいしくいただけます。
注意
糖化を防止する効果が期待できる飲み物ですが、飲み過ぎは注意が必要です。
お茶類(緑茶、紅茶、烏龍茶)に含まれるカフェインは、摂りすぎると睡眠の質低下などにつながります。
また、「体のコゲ(糖化)」を防ぐには、合わせてバランスのよい食生活をこころがけ、食後の高血糖を防ぐことも大切です。
食後の高血糖を防ぐには、食事の最初に食物繊維やたんぱく質を摂取する、よく噛んで食べる、早食いをしないことを意識しましょう。
まとめ
実は怖い「体のコゲ(糖化)」を防止して、いつまでも若々しく、活力あふれる毎日を過ごすために、明日から体のコゲを防ぐ飲み物を取り入れてみませんか?
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