ちょっと工夫するだけ!管理栄養士が教える“太らないさつまいもと栗”の食べ方

ちょっと工夫するだけ!管理栄養士が教える“太らないさつまいもと栗”の食べ方
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秋になると食べたくなる「さつまいも」や「栗」。甘くてホクホクしているから、「太りそう」と思う方も多いかもしれません。でも実は、食べ方次第で“ダイエットサポート食材”になることをご存じですか?今回は、管理栄養士の視点から、上手に楽しむコツをお伝えします。

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さつまいも&栗がダイエットに向いている理由

焼き芋
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食物繊維が豊富で腹持ちがいい

さつまいもや栗には、食物繊維が豊富に含まれています。特に水溶性と不溶性の両方が含まれているため、腸内環境を整えながら、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。さらに、ビタミンCやカリウムも豊富で、むくみ防止や美肌にも効果的。甘いのに、実は“美容と健康を支える”優秀食材なのです。

冷やすと太りにくくなるレジスタントスターチ効果

焼きいもや茹で栗を冷蔵庫で冷やして食べると、デンプンの一部が「レジスタントスターチ」という成分に変化します。これは消化されにくく、腸内で食物繊維のように働くため、血糖値の上昇を抑え、脂肪になりにくいのが特徴です。前日に焼いたさつまいもや茹で栗を冷やして食べるのは、ダイエット中のおやつにぴったりです。

茹で栗
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自然の甘さで満足感アップ

お菓子やスイーツを食べるよりも、自然な甘みで心も満たされます。ダイエットで中でも甘いものは食べたいもの。砂糖を使わずに甘みを感じられるのも、ダイエット中の強い味方ですね。

太らないための上手な食べ方

① 朝・昼に食べる
エネルギー消費が多い時間帯に食べることで、脂肪として蓄積されにくくなります。

② 主食の一部として置き換える
白ご飯を少し減らして、さつまいもや栗を加えると◎。食物繊維とビタミンCが補えるので、美肌効果も期待できます。

炊き込みご飯おにぎり(栗)
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③ 調理法は“蒸す・焼く・茹でる”が基本
揚げたりバターを加えたりするとカロリーアップ。“素材の甘みを活かす”調理がポイントです。

さつまいもご飯
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まとめ

「さつまいもや栗=太る」は思い込み。食べる時間帯と調理法を工夫すれば、秋の味覚を楽しみながらスッキリボディを目指せます。旬の甘みで心も満たしつつ、ダイエット中でも味覚の秋を楽しみましょう!

【参考】
JAグループ/サツマイモ |とれたて大百科|食や農を学ぶ
JAグループ/クリ(栗)|とれたて大百科|食や農を学ぶ

ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。

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