股関節は“ひと方向ストレッチ”じゃ痩せない!?「やせ体質」を上手につくる「多方向あちこちストレッチ」
ダイエットのために毎日ストレッチをしているのに、思ったほど体が変わらない。そんな人は多いです。実は、股関節をひと方向にしか動かしていないストレッチでは、一部の筋肉しか使われず、血流も滞りがち。股関節を「多方向」に動かすだけで、全身の代謝スイッチが入り、軽やかに痩せていくんです。
股関節は“前後・内外”で動かす! 一方向ストレッチがやせない本当の理由
股関節まわりのストレッチ、「前に倒す」動きばかりになっていませんか?
実はそれ、一方向だけの刺激になっていることが多いんです。股関節は本来、「前後・内外・回旋」と、立体的に動く関節。前に倒す(屈曲)だけを繰り返しても、使われる筋肉が限られてしまい、
お尻や太ももの後ろ、内ももなどの筋肉がうまく働かなくなります。
その結果、
・代謝が上がらない
・下半身がむくみやすい
・姿勢が崩れやすい
といった「やせにくい」状態に。
痩せ体質をつくるには、前に倒す(屈曲)だけでなく、後ろに伸ばす(伸展)内・外にひねる(内旋・外旋)。この3方向を意識して動かすことが大切です。
たとえば…
・脚を後ろに引いてお尻を伸ばす
・膝を内外にゆらす
・骨盤をくるくると小さく回す
こうした多方向の動きを取り入れることで、股関節まわりの筋肉がバランスよく使われ、血流・代謝がアップします。「ストレッチ=前屈」だけで終わらせず、“いろんな方向に動かす”ことを意識してみてください。
軽やかに痩せる多方向ストレッチ
STEP1.お尻ゆるめストレッチ(股関節ほぐし)
脚を組んでお尻の奥をじっくり伸ばす
<やり方>
1)座って右足を左ももに乗せる(脚を組むように)
2)背筋を伸ばして、両手は体の後ろにつく
3)そのまま上体を少し前に倒す
4)お尻の奥(特に外側)が伸びたらOK
5)左右20〜30秒ずつ
ポイント: 腰を丸めず、骨盤を立てるようにすると伸び感アップ!
STEP2.股関節ゆらしストレッチ(内外ストレッチ)
脚を左右にゆらして、股関節の動きを広げる
<やり方>
1)座って片膝を立て、反対の手で足首を支える
2)立てた脚を外・内へゆっくり倒すように動かす
3)股関節のつけ根から脚が動くのを意識
4)呼吸を止めずに10〜15回ゆらす
ポイント: 力を抜いてリズミカルに、股関節のつまりをほどくイメージで行いましょう
STEP3.もも裏&背中ストレッチ(前屈)
腰から前に倒して、太ももの裏をじっくり伸ばす。
<やり方>
1)片足を伸ばして、反対の膝を軽く曲げる
2)息を吐きながら、骨盤から前に倒れる
3)手を足先・すね・床など届く位置に置く
4)太ももの裏〜背中が気持ちよく伸びたらOK
ポイント: 背中を丸めず、胸を前へ出す意識で行いましょう
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く







