【股関節の可動域を無理なく広げる】自分の体重を使って行う楽ラク股関節ストレッチ

 【股関節の可動域を無理なく広げる】自分の体重を使って行う楽ラク股関節ストレッチ
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開脚をすると、股関節や周辺の筋肉が痛くなったりして苦手意識を感じていませんか?ヨガやピラティスでは脚を前後に開く動きもよく出てきます。股関節の可動域を目一杯使う動きは難易度が高い分、憧れの動きですし、何よりできるようになると爽快感がありますね。今日は怪我なく股関節の可動域をさらに広げるストレッチをご紹介します。ご自身の体重を使って股関節を柔らかくしていきましょう。今よりもさらに股関節の可動域を広げてレベルアップしたい人におすすめです。

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自分の体重を負荷にすることで無理なく股関節の可動域が広がる

開脚をもっと柔らかく開きたいと思った時、あなたは何をするのが一番良いと思いますか?ほとんどの方は開脚をひたすらやり続けたり、何かアイテムを使って股関節の可動域を広げようとすると思います。もちろんそのやり方でも間違いではありません。しかし、股関節の可動域を広げるに従って、周辺の筋肉(内もも・もも裏)が無理に引っ張られて痛みを感じてしまうことがほとんどです。最悪の場合、肉離れを起こしたり、股関節自体に痛みが起きて怪我をしてしまうこともあり得ます。

そこで今日は股関節周辺の筋肉には負荷をかけずに、股関節の可動域だけを広げるストレッチのやり方をご紹介します。関節に自身の体重をかけることで、無理なく可動域が広がります。
このストレッチを行った後に、開脚や縦開脚などの動きをやっていただくと、股関節の硬さが取れるのを実感できるでしょう。

しかし、ここで知っておいて欲しいことが1つあります。それは、股関節の可動域が広がるのは1回のストレッチにつき1〜2ミリ広がれば十分柔らかくなっているということです。いきなり1センチも2センチも、まして急に脚がガバッと開くようになることはありません。そうなった時は怪我をしているか、もしくは次の日に猛烈に股関節の周辺の筋肉がガチガチに硬くなっているでしょう。
焦りは禁物です。気長に1ミリずつ股関節の可動域を広げていきましょう。

【開脚がもっと柔らかくなる】体重を使って行う股関節ストレッチ

1)立ち膝になります
立ち膝になったら片脚を前に出します。お臍の前に足がくるようにしてください。

股関節ストレッチ
photo by Minami Ito

2)前に出した脚をさらに45度外側へ移動させます

股関節ストレッチ
photo by Minami Ito

3)出した脚に体重をかける(踏み込みストレッチ)
外側に出した脚に体重をかけるように踏み込んでください。姿勢が足に寄りかからないように上半身は真っ直ぐに保ち、カカトが浮かないように気をつけましょう。
踏み込んで元の姿勢に戻る、この動作を片脚につき10回行ってください。

股関節ストレッチ
photo by Minami Ito

▼詳しい動きを動画で確認したい方はこちらから▼

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AUTHOR

伊藤みなみ

伊藤みなみ

日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。



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