【忙しい朝、ココアに足すだけ!】実は“きな粉ココア”が最強!一杯で冷え・便秘・老化を防ぐ理由

【忙しい朝、ココアに足すだけ!】実は“きな粉ココア”が最強!一杯で冷え・便秘・老化を防ぐ理由
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「忙しい朝でも手軽に栄養を補給したい」と考える方におすすめなのが、ココアです。ココアには、整腸作用や冷え性の改善など、健康なからだづくりをサポートする効果が期待できます。この記事では、ココアに期待できる効果やおすすめの組み合わせについて詳しく解説します。ココアを取り入れる際のポイントも解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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ココアに期待できる3つの効果

温かいココア
by photoAC

ココアに期待できる効果は、以下のとおりです。

  • 整腸作用
  • 冷え性の改善
  • 運動効果の維持

ココアには、不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維は便のかさを増し、腸の運動を促して、腸内環境を整えます。また、ココアのポリフェノールには、血管拡張作用が期待できるのも特徴です。

皮膚の温度や血流量を測定する実験では、手足の冷えの感覚が改善した結果が報告されています。冷え性を自覚する女性を対象とした実験でも、温度の上昇や維持に関するデータが報告されています。また、ウォーミングアップ運動で得られた体温上昇効果や柔軟性の向上効果は、時間の経過とともに消失するため、持続しにくいのが現状です。しかし、ウォーミングアップ運動の前に純ココアを摂取すると、体表面温度の維持が見られたという研究結果があります。ちなみに、日本チョコレート・ココア協会では、朝やスポーツ時にココアを1杯飲むことを勧めています。

ココアに組み合わせるなら「きな粉」がおすすめ

きな粉
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ココアには、きな粉を組み合わせるのがおすすめです。きな粉には、大豆オリゴ糖や食物繊維が含まれています。ココアとの相乗効果で腸内環境を良好に保てるでしょう。両者には鉄分も豊富なため、貧血の予防効果も期待できます。また、きな粉の大豆イソフラボンとココアのポリフェノールの組み合わせで抗酸化作用が高まれば、からだの内側から美肌づくりを支えてくれるでしょう。

朝食にココアを取り入れる際のポイント

ココアパウダー
by photoAC

甘いココアは、血糖値の急激な上昇を起こす可能性があるため、血糖値が気になる方は純ココアを選ぶのがおすすめです。健常な方は1日5gから10gを目安にし、飲みすぎには気をつけましょう。また、純ココア5gには、10mgのカフェインが含まれています。コーヒーに比べて少量ですが、普段カフェインを控えている方や妊娠中の方は注意が必要です。

朝ココアで元気に一日を始めましょう

忙しい朝に手軽に栄養を補給するなら、ココアがおすすめです。整腸作用や冷え性の改善などが期待できます。とくに朝や運動前に摂ることで、体表面温度の維持や血流改善にも役立ちます。一日の始まりに、ココアで気分転換をしてみてはいかがでしょうか?

【参考文献】
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年「し好飲料類/<コーヒー・ココア類>/ココア/ピュアココア
森永製菓「健康機能の研究成果 ココア
「日本チョコレート・ココア協会「チョコレート・ココア健康講座
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年「豆類/だいず/[全粒・全粒製品]/きな粉/黄大豆/全粒大豆

ライター/管理栄養士 山田佳奈子 
約8年間、保育園にて乳幼児向けの献立作成・給食調理・栄養相談に従事する。なかでも食育活動に注力し、0歳から5歳の発達段階に応じた指導を通じて「食を楽しく学ぶ」環境の創出に貢献。アトピーや運動誘発性小麦アレルギーの経験を通じて、からだと食の関係性に強い関心を抱く。現在は執筆活動を主軸に、食と健康に関する情報を発信している。

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