Sayaの星占い(ふたご座)/2025年後半の運勢【新しいビジョンに不安も。】
なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。
ふたご座/2025年後半の運勢
新しいビジョンに不安も。新年はリーダーシップを発揮する
ふたご座さんにとっての2025年の最大の天体イベントは、7月7日に自立や変革の星・天王星がふたご座にやってきたことです。天王星は、約84年サイクルの天体。ひとつの星座には約7年滞在し、その星座の象徴する事柄を変革していきます。そのため、現在のふたご座さんは、視座が高くなり、今までとはまったく違うアイデアをもっていそうです。また、現実に、自分自身を取り巻く環境が大きく変わったふたご座さんも多いはず。
そんな天王星ですが、9月6日に「逆行」、11月8日にいったんふたご座を去り、ひとつ前の部屋に戻ります。今まではきらきらして感じられたアイデアやビジョンも、かなりのもち出しが必要なことがわかって、保守的になってしまうこともあるでしょう。これだけのエネルギーを投下してまでやることなのだろうかと懐疑的になってしまうこともありそうです。とくに、12月5日のふたご座の満月の直前は、何かと心配になってしまうかもしれません。忍び寄る不安が抑えられなくなりそうです。
と言うのも、9月1日には現実化とルールの星・土星が、10月22日には境界を溶かす星・海王星が「キャリアやライフワーク」の部屋に戻ってきています。もともとふたご座さんは共感性も高く、社会のためになろうと努力する人ですが、その分、社会不安には影響を受けやすい面が。自分の属するコミュニティは、このままではどうなってしまうのだろうといった恐れを強く感じやすいのですね。
ただ、こうした不安の流れは、2026年1月27日に海王星が、2月14日に土星が「仲間や未来」の部屋に入ると、もち前の競争心やリーダーシップがいいように作用し、自分ががんばって、グループを支えるのだという前向きさにつながっていきそうです。また天王星は、2026年4月26日にふたご座に戻ってきますから、これからの天王星滞在のなかで、自分がやるべきミッションも見えてくるはず。他の誰も思いつかないようなことで、ちょっと風変わりに見られたとしても、やるべきだという決意によって、どんどん動いていけそう。
注意したい時期は、やはり守護星の思考や伝達の星・水星の「逆行」期間。2025年11月10日から30日にかけて。また2026年2月26日から3月21日にかけてがそれに当たります。前者では人間関係と仕事について。後者では家族間の混乱が見られそうです。この間に焦って進めないこと。振り返りをすることが大切になるでしょう。内省的になって、自分を見つめる時期に。
占い・文/Saya
東京生まれ。1994年、早稲田大学卒業後、編集プロダクションや出版社勤務を経て、30代初めに独立。2008年、20代で出会った占星術を活かし、『エル・デジタル』で星占いの連載をスタート。現在は、京都を拠点に執筆と畑、お茶ときものの日々。セラピューティックエナジーキネシオロジー、蘭のフラワーエッセンスのプラクティショナーとしても活動中。著書に『わたしの風に乗る目覚めのレッスン〜風の時代のレジリエンス』(説話社)他。
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Instagram @sayastrology
イラスト/maegamimami
イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。
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