Sayaの星占い(おひつじ座)/2025年後半の運勢【年明けは海王星、土星が再びおひつじ座へ】
なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。
おひつじ座/2025年後半の運勢
恐れを手放すための秋冬。年明けは海王星、土星が再びおひつじ座へ
5月25日におひつじ座に入り、変化への焦りをもたらしていた現実化とルールの星・土星は、9月1日に頭上を去りました。でも、これは一時的なもの。2026年の2月14日にはまたおひつじ座に戻ってきます。それまでの期間、自分のなかにある恐れや不安と戦うことになるでしょう。つまり、「新しいことを始めたい」「新しい自分になりたい」という気持ちは強いのですが、それが成功するだろうかという恐れもある印象です。そんななかでも、10月7日のおひつじ座の満月では自分の夢に正直になりたくなりそう。
次いで、2025年10月22日には境界を溶かす星・海王星もおひつじ座を去りますが、これもまた一時的なもので、2026年の1月27日にはおひつじ座に戻ってきます。海王星のもたらすインスピレーション、イマジネーションを土星によって、どう現実化していくかが問われますし、無限にも感じられる海王星のビジョンが土星の力で制限されるようにも感じることもありそうです。理想と現実のギャップも当然あるでしょう。
一方で、7月7日におひつじ座さんにとっての「環境や伝達」の部屋に入った自立や変革の星・天王星は、11月8日に「経済や豊かさ」の部屋に戻ります。2026年4月26日までここに滞在し、2018年以来のおひつじ座さんの経済的なチャレンジの仕上げをしていきます。11月4日から、12月15日までは守護星の行動や戦いの星・火星が「ステップアップ」の部屋に。12月15日から、2026年1月23日は、火星が「キャリアやライフワーク」の部屋に。「豊かさ」の獲得のために、一所懸命、働くことになるはずです。
整理すると、この秋は、9月、10月とおひつじ座を土星、海王星が去っていき、一度気持ちが揺らぎ、新しいチャレンジや大きなビジョンは諦めがちに。年末に向けて、より現実的な豊かさのために動くこととなりそうですが、2026年になると、1月、2月と海王星、土星の順に戻ってきて、諦めかけたことでも、また取り組みたいと思えそうです。自分にとって、きらきらと輝いて思えるアイデアは無視しないこと。ただ、火星がおひつじ座に入るのは4月10日のこと。おひつじ座での新月も、4月17日ですから、実際に動くのは春を待つことになるかもしれません。インスタントな結果を求めすぎないこと。物ごとが関わる人たちのなかに浸透し、アイデアが醸成して、プランの段階にたどり着くまでにはたくさんの段階があることを理解するレッスンなのかもしれません。
占い・文/Saya
東京生まれ。1994年、早稲田大学卒業後、編集プロダクションや出版社勤務を経て、30代初めに独立。2008年、20代で出会った占星術を活かし、『エル・デジタル』で星占いの連載をスタート。現在は、京都を拠点に執筆と畑、お茶ときものの日々。セラピューティックエナジーキネシオロジー、蘭のフラワーエッセンスのプラクティショナーとしても活動中。著書に『わたしの風に乗る目覚めのレッスン〜風の時代のレジリエンス』(説話社)他。
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Instagram @sayastrology
イラスト/maegamimami
イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。
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