味噌に美白パワー!? 夏の紫外線ダメージをケアする美肌味噌汁の最強具材3選|管理栄養士が解説

味噌に美白パワー!? 夏の紫外線ダメージをケアする美肌味噌汁の最強具材3選|管理栄養士が解説
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少しずつ涼しい日が増え、温かい汁物が恋しくなる季節になってきました。夏に浴びた紫外線による日焼けダメージ、実は味噌汁でサポートできるかもしれません。今回は、味噌汁が日焼け対策に効果的な理由と、肌を守るのにおすすめの具材の組み合わせを管理栄養士がご紹介します。

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味噌は美肌に効く成分がたっぷり!

味噌は「美白」にも効果的?

味噌に含まれる「遊離リノール酸」には、メラニンの合成を抑制する作用があることが研究により明らかになっています。これは、美白成分として知られる「アルブチン」に匹敵する働きを持つとされ、日焼けによる色素沈着の予防に役立つと考えられています。

メラノイジンの抗酸化作用

味噌が発酵・熟成する過程で生まれる「メラノイジン」は、味噌の茶褐色の色味のもととなる成分です。加熱調理によってその抗酸化作用が高まることが報告されており、活性酸素を除去して肌の老化を防ぐ効果が期待されています。

9月の紫外線対策におすすめ!美肌をサポートする味噌汁の具材3選

みそ汁
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① トマト × たまご

トマトに含まれる「リコピン」は、強力な抗酸化作用を持ち、紫外線ダメージによる炎症や赤みをやわらげる働きがあります。さらに、メラニンの生成を抑えるためシミ予防にも効果的です。たまごに含まれるたんぱく質は、肌や筋肉など体の修復に使われ、美肌づくりに欠かせません。トマトは加熱することでうま味がアップ!卵も溶き入れるとさっぱりしつつコクのある味噌汁ができます。

② かぼちゃ × 豆乳

かぼちゃに豊富に含まれる「βカロテン」は、体内でビタミンAに変換され、肌の再生や保護に効果があります。豆乳にはたんぱく質のほか、大豆イソフラボンと呼ばれる抗酸化成分が豊富に含まれ、シミや肌のたるみ予防に役立ちます。かぼちゃのほくほくした食感と甘み、豆乳のまろやかな味わいが合わさり、和と洋が融合したやさしい味わいの味噌汁になります。

③ パプリカ × すりごま

パプリカはビタミンCが豊富で、メラニンの生成を抑える働きがあります。ごまに含まれるビタミンEも強い抗酸化作用を持ち、肌の老化を防ぐ効果が期待されます。ごまは「すりごま」にすることで栄養素の吸収率がアップし、香ばしさも加わります。香りと彩りも良く、食欲をそそる組み合わせです。

まとめ

夏の紫外線でダメージを受けた肌は、早めのケアが大切です。味噌汁は、手軽に取り入れられる日常の食事でありながら、肌にうれしい栄養素がたっぷり詰まっています。季節の変わり目に、体を温めながら、美肌づくりも意識してみてはいかがでしょうか?

【参考文献】

https://www.marukome.co.jp/rd/result06/

https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/54/11/54_11_503/_article/-char/ja/?utm_source=chatgpt.com

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1988/87/10/87_10_721/_pdf

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