美しい4,50代が避けている「味噌汁」のNG具材とは?管理栄養士が解説
味噌汁は、ビタミンやミネラル、食物繊維が手軽に摂れる栄養バランスの良い食べ物です。4,50代の女性が若々しさや美しさを保つのにも役立ちます。しかし、具材によっては逆効果になってしまう場合があり注意が必要です。本記事では、注意が必要な味噌汁のNG具材について解説します。
味噌汁の美容に嬉しい効果
味噌汁は、日本の家庭料理には欠かせない料理です。そんな味噌汁、実は美容効果が高く、美しく居続けたい4,50代にはぜひ食べてほしい一品です。ここでは、味噌汁の美容効果を紹介します。
整腸作用
味噌は、麹菌、乳酸菌、酵母菌などの菌による発酵によって作られる食品です。これらの菌は、腸内で善玉菌として働き、腸内環境の改善に役立ちます。腸内環境が整うと便秘や下痢などのトラブルからも解放され、腸を健康に保つことができます。
アンチエイジング
味噌の原料となる大豆には、ビタミンE、大豆イソフラボン、サポニンという強力な抗酸化作用のある成分が含まれています。抗酸化作用によって、紫外線、ストレス、活性酸素など老化の原因となるあらゆる刺激から体を守ることができます。シミやシワの予防にも効果的で、アンチエイジング効果が期待できます。
美白
味噌には遊離リノール酸が含まれています。遊離リノール酸とは、大豆に含まれるリノール酸が発酵の過程で分解、遊離したものです。そのため、味噌にしか含まれない成分です。この遊離リノール酸には、シミの原因となるメラニンの生成に働く「チロシナーゼ」の合成を抑制する働きがあります。そのため、味噌を摂ることで美白効果を得ることができます。

注意が必要な味噌汁のNG具材
美容効果の高い味噌汁ですが、入れる具材によっては逆効果になる場合もあります。ここでは、注意が必要な味噌汁のNG具材を紹介します。
豚バラ肉
豚バラ肉は、脂質が多く高カロリーの食材です。味噌汁に入れると脂っぽさが増したり、肥満の原因になります。使い過ぎには注意しましょう。豚肉でコクを出したい時などには、脂身の少ないモモ肉やロース肉を選ぶようにしましょう。
ベーコン・ウインナー
ベーコンやウィンナーなどの加工肉は、添加物を使って作られたものが多くあります。添加物は腸内環境を乱す原因となり、肌荒れや便秘に繋がります。できる限り控えるようにしましょう。
いも類
糖質の多いイモ類は、カロリーの高い味噌汁になるため注意が必要です。しかし、いも類にはビタミンCや食物繊維など、美容に役立つ栄養成分もたくさん含まれています。そのため、味噌汁に入れて食べる際には食べ過ぎに注意し、少量を加えるようにしましょう。
味噌汁は、入れる具材によって得られる効果が変わる料理です。美しさを保つためには、野菜や海藻、きのこ類などビタミン、ミネラル、食物繊維がしっかり摂れる具材をたっぷり入れた具沢山味噌汁がおすすめです。おかずの一品として、満足感のある味噌汁をぜひ試してみてください。
【参考】
石井味噌|味噌の科学 味噌の知識
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