痩せたい4,50代が入れるべき「味噌汁」の意外な春の具材とは?管理栄養士が解説
栄養価が高い味噌汁は、ダイエットにも役立つ料理です。そんな味噌汁には、今が旬の春の具材を加えると、より効果が高まります。そこで本記事では、痩せたい4,50代にぜひおすすめしたい味噌汁の具材を春の食材の中からご紹介します。
ダイエットに優れた味噌汁
健康的な食品のイメージが強い味噌を使った味噌汁は、まさに優秀な健康食です。そんな味噌汁の優れた作用を紹介します。
腸内環境を整える
発酵食品である味噌には、腸内環境を整える効果があります。味噌に含まれる乳酸菌や麹菌が腸に届くと腸の中で善玉菌として働き、腸内環境を整えて便秘や下痢を改善することが期待できます。味噌の原料である大豆には腸内細菌のエサとなるオリゴ糖が豊富で、腸内の善玉菌を増やすことにも役立っています。
代謝を上げる
温かい味噌汁を飲むことで体が胃腸から温まり、代謝が上がります。代謝が上がることで痩せやすい体になるため、ダイエットに役立ちます。
食べ過ぎを防ぐ
味噌汁は水分が多いため、低カロリーでありながら、満腹感を得ることができます。食事の最初に食べると食べ過ぎを防ぐことができ、よりダイエットに効果的です。
痩せたい人におすすめの春の食材
噌汁をより効果的にダイエットに利用するため、入れる具材にも注目してみましょう。ここでは、春が旬のおすすめ食材を紹介します。
たけのこ
たけのこは食物繊維が豊富で、中でも不溶性食物繊維セルロースを多く含んでいます。不溶性食物繊維は、便をカサ増しし、腸のぜん動運動を促すことで便秘を予防します。便秘を予防することによって、腸内環境が整い、ダイエット効果を上げることができます。たけのこは低カロリーの食材であることに加え、よく噛んで食べる必要があるため、味噌汁に入れることで一杯でも十分な食べ応えのある味噌汁になります。ぜひ、春にしか味わえないたけのこの味噌汁を試してみてください。
新玉ねぎ
新玉ねぎは、年中出回っている玉ねぎに比べて甘味が強く、柔らかいのが特徴です。味噌汁に入れる場合も、火を通し過ぎず、食べる直前にサッと加えるのがおすすめです。新玉ねぎに含まれるポリフェノールの一種である「ケルセチン」は抗酸化作用を持ち、生活習慣病の予防や老化防止にも役立ちます。また、脂肪分解酵素を活性化する作用があり、肥満防止にも効果的です。
菜の花
菜の花には、食物繊維やカリウム、ビタミンなど健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれています。特に、菜の花に含まれるビタミンCは、野菜の中でもトップクラスです。美肌効果や抗酸化作用による生活習慣病予防にも役立つため、4,50代にぜひ食べてほしい食材です。
ふきのとう
春の山菜の中でも、特に早く芽を出すふきのとう。小ぶりな野菜ですが、食物繊維をはじめ、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれる栄養価の高い食材です。特に、カリウムはむくみの解消や血圧を下げる作用があります。体内の代謝が良くなり、ダイエットに効果的です。
今回紹介した食材は痩せたい4,50代におすすめの食材ばかりです。ただし、これだけを食べていれば痩せるわけではありません。いろいろな食材をバランスよく食べながら、日々の食事に上手く取り入れてみてください。
【参考】
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