ぽっこりお腹にサヨナラ!40代・50代がラクに痩せる「ゴーヤ」の食べ方【管理栄養士が解説】

ワタをとって輪切りにしたゴーヤ
Photo AC
鈴木亜子
鈴木亜子
2025-07-25

「最近、何をしても痩せにくくなった…」 そんなふうに感じている40代、50代の方も多いのではないでしょうか? 年齢を重ねると代謝が落ち、若い頃と同じような食事や運動ではなかなか体重が減りませんよね。そんな方におすすめしたいのが「ゴーヤ」。 独特の苦みが特徴のゴーヤですが、実は「ダイエット食材」としても注目されているんです。この記事では、40代・50代の痩せやすい体づくりをサポートする、ゴーヤの食べ方について紹介します。

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ゴーヤがダイエットに適している理由

まずは、なぜゴーヤがダイエットに良いのかをご紹介しましょう。

低カロリー&低糖質

ゴーヤは100gあたり15kcalととても低カロリー。糖質もほとんど含まれていないので、糖質控えめを意識している方にもぴったりです。

豊富な食物繊維でお腹スッキリ

100gあたり2.6gと、食物繊維を豊富に含むゴーヤ。ゴーヤを食べて食物繊維をしっかり摂ることで、便秘の解消が期待できます。便秘がちでお腹ぽっこりが気になる方にもおすすめの野菜といえますね。

血糖値を上げにくい

ゴーヤにはチャランチンやポリペプチド-Pといった、血糖を下げる有効成分が含まれることがわかっています。血糖値が急激に上昇すると、脂肪を溜め込みやすくなります。その点を踏まえると、ゴーヤは太りにくい野菜といえるでしょう。

痩せるためのゴーヤの食べ方

ゴーヤそのものが痩せ効果の高い野菜であることがわかりました。そこで、せっかくなら食べ方も工夫してみませんか?

ダイエットを成功させるためには、体に必要な栄養素をまんべんなく摂ることが欠かせません。ゴーヤには、食物繊維だけではなくビタミンやミネラルもたっぷり。ゴーヤに含まれる栄養素を効率的に摂るためには、いろいろな調理方法で食べるのがおすすめです。

たとえばゴーヤのβカロテンは脂溶性の成分。油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。油で炒める「ゴーヤチャンプルー」にするのもおすすめですよ。ただし、油の使いすぎには注意してくださいね。

皿に盛り付けられたゴーヤチャンプルー
Photo AC

また、ゴーヤはビタミンCやビタミンB群、カリウムも豊富です。これらの栄養素は、ゴーヤを生で食べることで効率よく摂取できます。サラダに薄くスライスしたゴーヤを入れると、シャキシャキ食感で食べごたえも◎。 加熱すると失われやすいビタミンCや、水に溶け出しやすいカリウムも、生ならしっかり摂取できます。苦みが気になる方は、塩もみしてから水にさらすと少し和らぎますよ。

まとめ

もちろん、ゴーヤだけで劇的に痩せるわけではありません。 大切なのは「バランスの良い食事」と「適度な運動」です。その上で、ゴーヤをプラスすれば、より効果的に痩せやすい体に近づけるはず。

また、40代・50代になると健康管理も大事になってきますよね。ゴーヤには抗酸化作用があるビタミンCやむくみを防ぐカリウムも含まれているので、美容と健康を同時にサポートしてくれます。

「最近ちょっと体が重いな」と感じたら、ぜひ今日からゴーヤを食卓に取り入れてみてくださいね!

【参考文献】

日本食品標準成分表(八訂)増補2023年:文部科学省

万倉三正,野田泰子,森昭胤 ニガウリ抽出物の血糖降下作用に関する文献的考察,岡山医学会雑誌 第124巻 April 2012,p15-26

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皿に盛り付けられたゴーヤチャンプルー