【更年期からの膀胱炎】原因と3つの対策
40代になって膀胱炎を繰り返すようになった……それは、更年期が関係しているかもしれません。更年期には、女性ホルモンの変化が膀胱や尿道の粘膜に影響し、膀胱炎になりやすくなります。膀胱炎は排尿時の痛みや頻尿など日常生活にも大きな支障を来し、つらいもの。今回は、膀胱炎の原因と、自分でできる3つの対策ケアをご紹介します。
更年期には女性ホルモンの変化で膀胱炎になりやすくなる
最近、こんなご相談をいただきました。
「40代になってから膀胱炎を繰り返すようになりました。特に、仕事で大きなプロジェクトを終えた後、ホッとしたタイミングで膀胱炎になることが多いです。更年期と関係があるのでしょうか?」(40代・女性)
この悩み、実は多くの40代、50代の女性が抱えている共通の課題なのです。頑張ってようやく山を越えたと思ったら、体がギブアップしてしまう…これは、体が「ちょっと休ませて!無理し過ぎだよ」と訴えてくる一つのサインかもしれません。膀胱炎とは、尿をためておく働きのある「膀胱」の粘膜に炎症が起こる病気です。多くは細菌に感染することで起こり、排尿時の痛み、頻尿、突然我慢できないほどのトイレに行きたくなるなどの症状が現れます。
実は、更年期は膀胱炎になりやすい時期でもあります。更年期に入ると、女性ホルモンのエストロゲンが急激に低下します。エストロゲンには、膀胱や尿道の粘膜を潤し、細菌が入りにくくする重要な働きがあります。エストロゲンの急激な減少により、これらの粘膜のバリア機能が弱くなり、些細なことで膀胱炎になりやすくなってしまうのです。
40〜50代は膀胱炎を引き起こしやすい条件が重なる時期
さらに、更年期はホルモンの変化に加え、以下のような要因が重なり、膀胱炎を引き起こしやすい時期でもあります。
・仕事での責任が大きくなる
・家族環境が変化する(子供の巣立ち、親の介護)
・変化によるストレスが大きくなる
・眠れない、寝付けないなどの睡眠が変化する
・体が冷えやすくなる
だからこそ自分でできるケア方法をまずは知っておくことが大切です。今回は3つの対策ケア方法をお伝えします。
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