体調がいまひとつな時、体を整えるキーワードは「食物繊維」!罪悪感ゼロ、腸が喜ぶおやつベスト3選
体調が優れない時やストレスを感じている時は食欲が落ちたり、逆に甘いものを食べたくなりますよね。しかし、添加物や砂糖の多いおやつを選ぶとかえって回復を遅らせてしまうこともあります。そこで今回は「体にやさしい、整えるおやつ」をご紹介します。
体を整えるおやつのキーワードは「食物繊維」
食物繊維は炭水化物の一種で、消化されずに大腸に届くため、腸内環境を整えたり、便通を改善する効果があります。腸内環境が整うと、体にはさまざまな嬉しい変化が。
1. 免疫力が上がる
腸には病原菌やウイルスなどと戦う「免疫細胞」が集結し、その数は全身の7割を占めるといわれています。善玉菌が多いと、ウイルスやアレルゲンへの防御力が高まります。食物繊維は善玉菌のエサになるので、食物繊維を多く摂ると、善玉菌が増え免疫力も上がっていきます。
2. メンタルが安定する
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの約90%が腸でつくられるため、腸が整うと気分も安定しやすくなります。
3.肌の調子が良くなる
腸内環境が整うと、炎症や老廃物の原因が減り、肌荒れ・ニキビ・くすみの改善につながります。美肌に効果的なビタミンB群も腸で合成されます。
おすすめおやつ3選
食物繊維が体調を整え、美肌に効果的なことが分かりました。食物繊維が豊富で、手軽に摂れるおすすめのおやつを3つご紹介します。
1.ポップコーン
ポップコーンは、精製されていない「全粒穀物」。食物繊維がとても豊富で、腹持ちもよく、便通の改善にも効果的です。バターや砂糖が添加されていないシンプルな塩味がおすすめです。
2.茎わかめ
海藻の中でも茎わかめは食物繊維をたっぷり含みます。さらに低カロリーでミネラルも豊富。胃腸にやさしく、むくみ対策にも効果があります。歯ごたえもあり、小腹がすいた時にピッタリです。
3.きなこ棒
きなこには不溶性食物繊維が豊富で、腸のぜん動運動を促し、便通をスムーズにします。また、大豆オリゴ糖も含まれ、善玉菌のエサになって腸内環境を整えます。また、きなこに含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きを持ち、ホルモンバランスの乱れによる不調にやさしく作用します。
きなこ棒の作り方はとても簡単!ボウルにきなことはちみちを同量入れ、スプーンで混ぜ、全体がまとまったらラップに包んでスティック状に転がすだけ。柔らかすぎるときはきな粉を追加してください。冷蔵庫で15分程冷やすとより美味しくなりますよ。
体調がすぐれない日も、おやつの選び方ひとつで、「整う時間」に変えることができます。
今回ご紹介した3つのおやつはどれも、手軽・低カロリー・食物繊維たっぷり。ぜひストックしておいて、体をやさしくケアしてあげてくださいね。
【参考】
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
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