コリ解消にもリラックスにも!ここを伸ばせば体が整う『バナナストレッチ』
体の柔軟性は、前屈や後屈のように体の前後の動きだけだと思っていませんか?実は体側を伸ばす動きは呼吸や睡眠の質にも関わる、とてもオススメな動きです。
体を整えたければ体側?!
前屈や後屈といったストレッチはよく知られていますが、実は「体側」を伸ばすことも健康や美容に大きな効果があります。
普段あまり意識しない脇腹や肋骨まわりの筋肉をしっかり伸ばすことで、姿勢改善や呼吸の質の向上、さらにはウエストラインの引き締めにもつながるのです。前屈・後屈でも同じような効果がありますが、特に体側を伸ばすことによる肋骨周りのストレッチは呼吸の深さに関係し、身体を動かすことにも、リラックスすることにもメリットがたくさんあります。
姿勢の改善
背骨や肋骨周辺が伸び、猫背や反り腰の改善に役立ちます。
呼吸が深くなる
肋骨周りの筋肉がほぐれることで、胸が開き、呼吸がしやすくなります。
腰痛予防・軽減
体幹のバランスが整い、腰への負担を軽減します。
肩こり・首こりの緩和
脇の下や肩周辺の筋肉がほぐれて、血流が良くなります。
ウエストラインの引き締め
腹斜筋や広背筋などを刺激するため、くびれづくりに効果的です。
スポーツパフォーマンスの向上
体幹の柔軟性が向上し、回旋運動や全身運動がスムーズになります。
リラックス効果
ゆっくりとした呼吸とともにストレッチすることで、自律神経が整い、リラックス効果が得られます。
体側と呼吸の深い関係
体は筒状になっており、呼吸により筒が前後左右に大きく広がります。
体側をストレッチすると、肋骨まわりの筋肉や筋膜がやわらかくなり、胸郭(きょうかく=肋骨で囲まれた胸の部分)の動きがスムーズになります。これにより、息を吸ったときに肺がしっかりと広がるようになり、浅くなりがちな呼吸が自然と深くなっていきます。
特にデスクワークやスマホ操作が多い現代人は、胸が縮こまりがちで呼吸が浅くなる傾向があるため、それにより自律神経の乱れを感じることも少なくありません。深い呼吸は自律神経を整え、心身をリラックスさせる働きもあるため、忙しい毎日にこそ取り入れたいケアのひとつです。
バナナになる体側ストレッチ
仰向けの姿勢からスタートします。
1)左脚を30度程度軽く開き、左脚の足首の上に右脚をひっかけて乗せる
2)両腕を万歳し、上半身全体を左斜めに動かす
3)左手で右手首をつかみ、身体を左斜め上に伸ばす
右側の体側全体が伸びるのを感じましょう。5~10呼吸したら、逆側も同じように行います。寝る前のストレッチにも寝起きの縮こまった体を伸ばすにもオススメです。
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