試してみて!管理栄養士が教える、古いお米をおいしくいただく8つのポイント

米のイメージ
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昨今のお米事情では、お米の流通量に波があったり金額が高かったりと、お米の買い方だけでなく食べ方にも工夫が必要なことが意識されるようになりました。玄米のままきちんと温度や湿度など管理されていても、お米は古くなるにしたがって特有の風味がうまれ、それを苦手に感じる方も少なくありません。古いお米をおいしくいただく8つのポイントについて解説します。

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1.購入したらすぐに使う

お米は生鮮食品です。精米されてから時間が経てば経つほど、さらに鮮度が失われていくため、購入したらすぐに使いきるようにし、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存するようにしましょう。

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2.お米を洗う前にふるう

古いお米は割れやすく、粉が出やすくなっていると感じている方も多いのではないでしょうか。ざるなどに一度通して軽くふるってから洗米するようにすると、特有のぬかのにおいやべたつきが軽減されやすくなります。

3.洗米には冷たい浄水をつかう

最初のすすぎ水は特に冷たい浄水がおすすめ。水を流し入れたらさっとやさしくかきまぜたのちすぐに水を捨てて、汚れや臭いをお米に吸収させないようにしましょう。水が透明になるまで洗うと、米が割れたり、でんぷんが流れ出てパサついたりべたついたりするため、とぎ汁が少し白っぽい状態でやめておきましょう。

4.少し多めの水を加えて長めに浸水

古米は水分が抜けているため、しっかりと水を吸わせることでふっくらと仕上がりやすくなります。

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5.炊飯時に調味料などを加えてみる

臭いがやわらぎ、パサつきが緩和される方法として知られているのが、1合あたり小さじ1程度の日本酒や、少量の米酢、みりんやはちみつ、5㎝角程度の昆布などを加えるというもの。感じ方には個人差があるため、お好みに合わせていろいろと試して効果が感じられるものを探してみては。

6.氷を入れて炊く

炊飯の際の水の一部を氷にして、水温が低い状態から炊飯をスタートさせます。ゆっくりと時間をかけて温度が上がるように炊くと、お米の甘みが引き出されるといわれています。

7.炊き上がりはすぐにほぐす 余ったらすぐに冷凍保存

炊き上がればすぐにごはんをほぐして、余分な蒸気を逃がしながら全体の水分バランスを整えます。保温すると臭いが強くなりやすく水分も抜けてしまうため、食べきるか、熱いうちにラップに包んで粗熱を取ってから冷凍すれば、ごはんの劣化を抑えることができます。

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8.ぱらっとした食感を活かした食べ方

炊き込みごはんやカレー、チャーハンなど、粘りの少ないごはんで作る方がおいしく食べられる料理に使うのもおすすめ。味馴染みもよいため、新米よりもおいしく食べられることも。

買ったお米をよりおいしく食べる工夫を8つご紹介しました。ぜひ、試してみられてはいかがでしょうか。

ライター/大槻万須美

管理栄養士・フードスタイリスト。楽しく食べて健康に。食の大切さを伝えるため、離乳食講座などの料理教室、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。子どもの頃の毎年の米作り経験から、身近な食体験の重要性についても実感し、おとなと子どもの食育サポートにも力を注いでいる。

Instagram:@tsukiko_shoku_mind

blog:管理栄養士 大槻万須美♪楽しく食べて健康に♪

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